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 便秘に伴う身体的症状

  

1、美容系症状・新陳代謝低下

 便秘になると、排便できないことによる不快感が常につきまといますが、それ以外にも様々なトラブルを招くことがしばしばあります。

 たとえば肌の調子が悪くなり、吹き出物が出る、つやが悪くなる、顔色が冴えなくなるといった状態が見られることがあります。これは身体の新陳代謝が妨げられることや、腸内で発生した悪性のガスが体内を循環することによって起こります。もちろん、こういった症状を根本的に解決するためには、便秘自体を解決するほかありません。

2、おなら

 便秘のときには、おなかが膨らんだ感じがします。これは必ずしも、多量の便がたまっているせいとは限りません。たとえたまっているのがそれほど多くない便であっても、便が発生させるガスが腸にたまると、やはりおなかが張ったように感じるものです。

 こういうときは、可能な限り我慢せずおならをするのが健康のためには良いといえます。ただし、便秘があるときのおならは、悪玉菌の出した成分が多量に含まれるため、匂いは通常よりも臭くなります。

3、口臭・胃炎

 腸にたまったおならを我慢し続けると、やがておならをしたいという感覚は麻痺してなくなります。このとき、出ようとしていたガスはどこに行くかというと、血液中に吸収され、体内を循環することになります。

 そして厄介なのは、時にこの血液中を循環しているガスが肺に流れ込み、吐く息に混じるケースです。便秘をしているときはストレスで胃が荒れている場合も多いため、余計に口臭が強くなる傾向にあります。

4、肩こり・腰痛・血行障害

 便秘のときに肩こりや腰痛を感じるのは、必ずしも気のせいではありません。医学的な根拠があるのです。

 腸内にガスがたまって膨張した上体になると、これが背中や腰を圧迫するような形になります。このことによって、肩や腰の血行が悪くなり、肩こりや腰痛の原因となっている可能性が考えられるのです。

5、精神的症状

 便秘に伴う身体的不調の最後は、イライラや不眠などです。

 これは、以上で説明してきたたくさんの症状を経験することによる精神的ストレスによるものです。身体的な不快感が長期間続けば、眠りが浅くなるのは当然ですし、起きている時にイライラしがちになるのもうなずけるでしょう。しかし、ストレスがたまることによって、便秘の症状はますます悪化するものです。こうした悪循環を避けるためには、早く生活習慣を改善し、痔の症状自体を根治しなければなりません。

注意すべき便秘の症状

 便秘はほとんどの場合生活習慣の乱れによって起こるもので、それほど深刻な症状を招くことはありません。大抵の場合は生活習慣を整えることで解決してしまいます。

 ただし、いくら便秘解消法を行なっても効果がなく、症状が思わしくないような場合は、何らかの重大な病気が隠れている可能性もあります。

 ここでは、注意すべき便秘の症状について幾つか紹介します。

危険な便秘の症状

 便秘の中でも、強い腹痛、吐き気、発熱を伴っている場合は、注意が必要です。その他、便の色が白っぽい、排便時に強い痛みがある、血便が出る、便秘が長期間続いていて全く何をしても便が出ない、または下剤を使わなければ排便ができないといった症状がある場合も、必ず医師の診断を受けるべきでしょう。腸内に癌などの重大な病気が潜んでいることもあります。

                                                  

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