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 栄養失調について

  

今どき栄養失調って言われても・・・?

『栄養失調』と聞けば、ほとんどの方は飢餓を連想してしまいませんか・・・?

でも、『飢餓』とは無縁なのです。

みなさんご存知の通り、戦後私たちの食生活はガラリと一変しました。

信じられないかもしれませんが、ほんの60年前くらいまでは、

日本人は、一汁一菜(ご飯と味噌汁、野菜の煮物)

という食生活をほとんど変わらず何千年と続けてきました。

そしてその時にはガンも糖尿病もアトピーにもなる人はほとんどいませんでした。

たった数十年の間で欧米化が進み、栄養面でのバランスが崩れてきました。

そのため、私達はこの飽食の時代に栄養失調になっているといえるのです。

栄養状態を適切に保つには食の「質」と「量」と「食べ方」が大切ですが

飽食の時代と呼ばれる昨今では栄養の偏りをなくすことは容易ではありません。

また、多忙な現代人は外食の機会も多く、食生活を改善することが難しくなってきています。

 

むしろ肥満大国とも思われる現代の日本人ですが、

しかし、この肥満は栄養失調によりもたらされているとも言われています。

つまり、カロリーとなる3大栄養素は満ち足りていますが、

それを代謝するために必要な副栄養素が足りないために

代謝しきれなかったカロリーが蓄積し肥満となってしまうというものです。

詳しくはコチラ → 

栄養失調とは、食べ物の不足、または食べ物が十分でも栄養素が体にしっかり吸収されないとき、

偏食によって栄養バランスが崩れたときに現れる異常状態のことです。

栄養失調は、死亡率を2.7にも高めてしまいます。

栄養失調による死亡数

人口100万人当たりの死亡者数

2000

データ入手国数 29ヵ国

1

メキシコ

88.9

2

フランス

39.1

3

アメリカ合衆国

14.6

4

日本

9.7

5

スウェーデン

7.6

6

カナダ

6.5

7

ポルトガル

5.9

8

ベルギー

5.3

9

韓国

4.7

10

オーストラリア

4.3

11

オランダ

4.2

12

アイルランド

3.5

13

スペイン

2.9

14

スイス

2.5

15

イタリア

2.3

15

ルクセンブルク

2.3

17

デンマーク

2.1

18

ポーランド

2.0

19

ニュージーランド

1.9

20

イギリス

1.0

20

チェコ

1.0

22

ドイツ

.9

23

ハンガリー

.7

24

スロバキア

.6

25

フィンランド

.4

26

アイスランド

.0

26

オーストリア

.0

26

ギリシャ

.0

26

ノルウェー

.0

「ポッコリおなか」は栄養失調?

今時の若者は・・・と思う方も多くいると思いますが、

最近の若者達は、身長が高いのにとても足がホッソリしていてスラッとした方が多いですよね。

また、スラッとしているわりには、「ポッコリおなか」で悩んでいる方も多いようですね。

この「ポッコリおなか」って何だろうと思い、医師の方に聞いてみると・・・

栄養失調の現われだね。

栄養失調の子供の写真見たことあるかい?

あれと同じだよ。

ですって・・・。

現代食は、栄養過剰の栄養失調なんて言われてますが、

こんなところにも見出すことが出来るのですね。

ちなみに、

栄養過剰 = カロリーの過剰

(正式には、『栄養素』が過剰なのではありません。)

栄養失調 = 微量栄養素の失調

ですね。

実は、身体の見た目以上に深刻だと思えるのが、

三大栄養素(たんぱく質、糖質、脂質)だけの食事では、

エネルギーを作ったり、体を作ったりできないということなのです。

 

1900年代初頭に行われた実験で、ねずみにカロリー(三大栄養素)だけを与えた場合と、

それに微量栄養素(ビタミン・ミネラル)を足して与えた場合を比較するというのがありました。

カロリーだけ与えられたねずみは、そのうちに動けなくなって死んでしまうのですよ。

病気にならないうちに、食事内容(栄養素の内容)を見直しませんか?

 

また、「ポッコリおなか」は骨盤の歪みも関連しています。

詳しくはコチラ → 

現代型栄養失調とは?

ここ60年の間に私達の食生活は劇的に変化しました。

急速な食の欧米化が進み、

これだけ短期間に食文化が大幅に変化した国は他に類を見ないといわれています。

エネルギーはほぼ横ばいなのですが、内容が激変しました。

動物性たんぱく質と動物性脂質が4倍〜4.5にも増えて、

逆に炭水化物は7割、食物繊維は6割程度にまで減少しています。

 

過剰な栄養素

糖質砂糖、ブドウ糖等

脂質 (飽和脂肪酸)

動物性タンパク質

不足している栄養素

糖質 (米などのアミロースを含むでんぷん質)

脂質不飽和脂肪酸

植物性タンパク質

過剰な副栄養素

塩分、リン酸塩

不足している副栄養素

ビタミン、ミネラル、ファイバー、植物栄養素

欧米食が日本人の身体に悲鳴を起こしている!

日本人の代謝システムに負担をかける欧米食

現代の食生活における問題は、

日本人特有の代謝システムや遺伝を無視した食生活が浸透していることです。

日本人は、古来からご飯を主食としてきた民族です。

ご飯は難消化性のでんぷん質を多く含んでいるため、消化・吸収が非常にゆっくりしており、

その結果、欧米人に比べて腸が長いと考えられています。

長い腸をクリーンにするだけの食物繊維の摂取量があったことも、腸を長くできた要因でしょう。

また、消化・吸収がゆっくりになるため、

血糖値の上昇も緩やかで、すい臓から分泌されるインスリンの出もゆっくりです。

ところが日本人のように腸の長い民族が脂肪やたんぱく質を過剰に摂ると、

代謝システムに負担をかけます。

軟らかい加工食や欧米食を食べると代謝・吸収が早くなり

インスリンを急激に過剰に分泌せざるをえなく、

その負担の蓄積がやがて糖尿病をつくるのです。

食生活の欧米化は、高たんぱく・高脂肪で、最終的に高カロリー食となってしまいます。

ところが、主食であるご飯に、欧米のメインディッシュである肉・魚料理を組み合わせた

「主食+メインディッシュ」という奇妙な食事が当たり前になっているのが、現代の日本の食生活です。

元々は、「ご飯をおいしく食べるための副食」であったものが、

「メインディッシュをおいしく食べるためのご飯」へと変わりつつあり、

日本人特有の代謝に負担をかけ、

肥満をはじめとした生活習慣病の増加につながっているといえます。

栄養失調の原因1

野菜の栄養価

現代食におけるビタミン・ミネラル不足の原因について考えてみたいと思います。

“野菜を食べていればビタミンはきちんととれるのでしょうか?”

一見何も間違いがないように思いますが、 実は現代の野菜には通用しないのです。

1950年を100%とする栄養素

(日本食品成分表より抜粋)

野菜

ニンジン

セロリ

アスパラガス

タマネギ

生シイタケ

栄養素

ビタミンA

ビタミンC

ビタミンB2

カルシウム

繊維質

1982年

20

20

53

37

36

野菜に含まれるビタミン・ミネラルの量が減っていることがあげられます。

1982年から、さらに25年過ぎています。

野菜の栄養価は60年前と比べて半分程度に減ってきているとも言われています。

これは化学肥料や農薬などで土壌中の栄養成分が少なくなっていることや、

ハウス(温室)栽培で旬に関係なく1年中同じ野菜が手に入ることも関係あるでしょう。

 

 その他ストレスや喫煙・飲酒によってもビタミンは消費されてしまいます。

ストレス社会の現代は消費も激しいですね。

昔と同じように栄養素をとるには、よほどの量を食べる必要があるのです。

狭い国土で、土地が痩せやすいなど環境問題。

農薬や化学肥料の副作用。

色や形、大きさにとらわれて、栄養価の高さは二の次の農法。

おいしさの追求のために食材を過剰に加工することで失われる副栄養。

 
詳しくはコチラ → 

栄養失調の原因2

加工食品

食品が産地から食卓に上るまでの輸送期間で、

ビタミン等はどんどん酸化したり、水につければ水溶性の栄養素は溶け出してしまいます。

私たちの口に入るまでにはいろいろな加工がされ、

ただでさえ少ないビタミンやミネラル、食物繊維は削り落とされカロリーばかりが温存されることとなります。

 

加工食品は加工する段階で食材に含まれるビタミン・ミネラルの多くが損失してしまいます。

実際に、冷凍食品やインスタント食品、お菓子、ファーストフードの食品には

ビタミン・ミネラルがほとんど含まれていないのが現状です。

また、現代の食材は、野菜や果物が育つ環境によって非常に栄養価が低くなっています。

しかし、育つ環境以外にも素材の栄養価が極端に低くなる理由があるのです。

素材の栄養価を著しく低くするもの、それは「加工」です。

現代社会の食生活は、加工食品に溢れかえっています。

ちなみに、昨日何を食べましたか?

「できるだけ加工食品は摂らないようにしている・・・」という人や、

「自分は、加工食品は食べていない!」という人もいるかもしれません。

おそらく、加工食品とは、レトルト食品やインスタント食品などを想像されているからだと思います。

しかし、現実に現代人はどんなに努力しても、必ず加工食品を食べている

と言っても過言ではないのです。

「精製」・「精白」

例えば、お米です。

もしかしたら、お米こそ「加工食品」の代表選手かもしれません。

現在では、米と言えば白米が当たり前となっていますが、玄米から白米に精米する過程で、

食物繊維が豊富なヌカや、ビタミンやミネラルが含まれている胚芽が剥ぎ取られて、

精白米の栄養素は、玄米の半分以下に減っているからです。

でんぷん部分のカロリーだけを残す精米という作業に、

洗米・炊飯と加工を加えた後に、私達の食卓に上がっています。

 

私達が日常的に食べている薄力粉も、

小麦が持っていたミネラルの90%は失われ構成も変わっています。

また、野菜の栄養価も、50年前のものと比べると2050%も減少しているといわれます。

このような精製・精白の美食を追い求めてきた歴史が栄養バランスの乱れを招き、

他方で大豆や昆布、根菜や乾物など、食物繊維やミネラルが豊富な食品

の利用の減少がアンバランスを助長していると言えます。

これでは口に入るのはカロリーばかりです。

それから、私たちが普段日常的に行っている「料理」も加工です。

素材を洗ったり、煮炊きすることで、水溶性ビタミン(ビタミンBCなど)は水の中に逃げていきます。

また、加熱によって熱に弱いビタミンはどんどん壊れていきます。

しかし、これも避けられません。

そして、「輸送」も加工といえます。

スーパーで並べられている野菜や果物は、たとえ産地直送と書いてあっても

都会では少なくとも1日から2日は、経っているでしょう。

光や酸化に弱い栄養素もありますから、当然、輸送の間にどんどん無くなっていきます。

現代人の食生活は、美味しさを優先した結果、

貴重な栄養源(ビタミン・ミネラル)を捨ててしまっているのです。

つまり、「加工」という作業は、栄養学的に見るならば、素材に含まれているカロリーだけを温存し、

その一方で、副栄養素であるビタミンやミネラルなどを削り取る作業なのです。

カロリーは、ビタミン・ミネラルがないとエネルギーとして使えませんから、

加工食品ばかり食べていては、カロリーオーバーになるばかりです。

しかも、ストレスや大気汚染などによっても、ビタミン・ミネラルは身体から無くなるわけですから、

当然、『健康』というゴールには程遠いのです。

だから、よく現代食の特徴を『栄養過剰の栄養失調』と表現されます。

つまり「カロリー過多でビタミン・ミネラル不足」の状態なのです。

ビタミン・ミネラルはカロリーを代謝する栄養素ですから、

それが不足していれば、当然カロリーは余ります。

余ったカロリーは、どうなると思いますか?

脂肪として蓄積されます。

それでは、どうすればよいのでしょう?

代謝を正常にしてあげればいいのです。

私たち現代人は、「カロリー過多でビタミン・ミネラル不足」の加工食品を食べているのだから、

この反対の「低カロリーでビタミン・ミネラルが豊富」の逆加工食品を食べなければいけないのです。

その逆加工食品こそ、サプリメントなのです。

念のために言っておきますが、サプリメントは「やせ薬」ではありません。

確かに形状が、錠剤と似ていますから、

薬のようなイメージを持っている人も多いようですが・・・薬ではありません。

栄養失調の原因3

ライフスタイルの変化とストレス

時代

ライフスタイル

ストレスの種類

順応性

抗ストレスホルモン

(長い間これで安定)

農耕や狩猟

身体的ストレス

高い

適量分泌

現代

(急激な変化)

頭脳労働

精神的ストレス

低い

大量分泌

この抗ストレスホルモンは副腎皮質より分泌され、その材料は特にビタミンCと言われています。

ビタミン大量消費社会

道を歩いていて突然目の前に車が飛び出してきたら一瞬ドキッとしますね。

実はこの時にかかるストレスに耐えるため、体内でビタミンC500mg消費されています。

皆さんが1日にとるビタミンCの量は大体100mg前後ですから、

足りない分は副腎皮質にある1500mgのビタミンCのプールから使われます。

ストレスが続いた時は体内のビタミンCは枯渇してしまい、

そんな時にインフルエンザなんて流行ったら抵抗力のないあなたはすぐにかかってしまいます。

                                                  

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