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 下痢 

  

下痢とは・・・?

下痢とは、何らかの原因により便の水分量が増加(80 以上)し、

通常の固形便とは異なり便が泥状水様性液状またはそれに近い状態にあるものをいい、

通常、便通回数・便量の増加を伴います。

医学的には頻便(ヒンベン)といって、痔があったり、直腸が敏感だったり、神経質の人にみられます。

また例えば、病気で食事の量が減ったり、カスの少ない食事(例えば宇宙食)を取りますと、

排便の回数は減ってきます。

 

また、発生機序からは次の四つに分類されます。
吸収障害

分解酵素の欠損、非吸収性の糖類の摂取、呼吸面積の減少。

 

分泌の増加

細菌の毒素、ウィルス、下剤、胆汁酸の増加(回腸・胆のう障害)、

膵酵素の欠乏、ホルモン産生腫瘍、消化管の粘膜障害。

 

腸管静水圧の上昇

門脈圧亢進症。

 

消化管の運動異常

下剤、感染、過敏性腸症候群、糖尿病。

 

これらは問診をはじめ触診、血液検査、糞便検査を行い、

必要により、大腸内視鏡検査などを追加し診断します。

治療は、水分や電解質の補給および消化の良い低脂肪食の摂取が基本となりますが、

乳酸菌製剤の使用や腹痛が強いときは、鎮痙剤(おなかの動きを抑制する薬剤)を使用し、

感染に関しては、抗生剤を使用します。

その他、発生機序にあった治療が選択されていきます。

頻回の下痢は、脱水を招きます。

水分補給を促しましょう!

 

特に、乳幼児と高齢者は早めに受診して、適切な治療を受けましょう。

下痢は急性と慢性との2つに分かれます。

急性の下痢

急性の場合は急な腹痛とともに水様便が起こりますが比較的短期間に治ります。

★食べ過ぎ飲みすぎや寝冷え、消化されにくいものを食べたときなどに起こるもの。

★ウイルス、細菌などが体内に入っておこるもの。

 とがあります。

急性の下痢の中でも回数が多かったり腹痛がひどい場合また発熱のある場合、

または便に血が混じる場合などでは、

ウイルスや細菌が原因の下痢の可能性が高く危険性も高いため、

できるだけ早く受診することをおすすめします。

心配な急性下痢

かつて急性下痢を伴う病気に悩まされてきましたので、必要以上に神経質になっており、

食べ過ぎや飲み過ぎによる下痢にさえ抗生物質を飲んでしまう傾向があります。

しかし、抗生物質の乱用はムダであるばかりか、様々な障害を起すので、注意しなければなりません。

下痢の恐ろしさは、

下痢による水分欠乏と、下痢を起す原因に基づく全身症状に分けて考えなければなりません。

赤痢や急性腸炎は、大人では生命を脅かすことはほとんどありませんが、

子供や乳幼児では危険な状態を招くことが少なくありません。

これは小さな子の血液量が大人に比べ相対的に少ないことによると考えられます。

というのは、ひどい下痢をすると、すぐ水分が欠乏して、ショック状態になるためと考えられます。

第二の心配は、下痢を起こす原因です。

例えば細菌が全身に影響を及ぼし、発熱や吐気などを起こし、体力を弱らせることです。

昔、恐れられていた疫痢(えきり)は、それほどひどい下痢を起こさないのに、死ぬ例が多かったのは、

細菌の毒素に基づくものと考えられます。

ところで、このように恐ろしい下痢と、食べ過ぎや飲み過ぎによる下痢を見分けるかが、

急性下痢では一番大きな問題だろうと考えられます。

細かい点になると、色々問題がありますが、次のような場合には、受診しましょう。

《心配な下痢と考え、直ぐに医師の診察をすること》
(悗坊豈佞簀官婪じるとき。・赤痢、ウイルス性腸炎や食中毒などの細菌性下痢。

・直腸ガン、潰瘍性大腸炎などの重症疾患、腸重積症や腸捻転、腸間膜閉塞症(へいそく)などの緊急に手術を必要とする病気があります。
発熱や激しい痛みがあるとき。
F辰忙匐,10回以上下痢があったり、ぐったりとして元気がないとき。

心配のない急性下痢

ある日突然起こる下痢。

その半分以上は、食べ過ぎや飲みすぎによる下痢だと言えます。

このような下痢は、一日食事を制限して寝て安静にしていれば治るものです。

このような場合は、慌てて薬屋に走り抗生物質を求めるのは愚かの骨頂です。

無駄であるばかりでなく、とても有害だからです。

 

不必要な人が抗生物質を飲んだり、乱用しますと、

抵抗の強い菌が残り、それが繁殖して新しい病気を引き起こします。

これを菌交代症と呼びます。

  

このほかにペニシリン・ショックと同じような抗生剤アレルギーを起こすこともあり、

抗生物質を飲む時には、必ず専門医の指示を受けて下さい。

慢性の下痢

症状が3週間以上持続するものが慢性下痢といわれます。

慢性の下痢の場合は、腸の大きな病気が関与していることもあり、

中でも便に血が混じる場合や発熱のある場合は特に注意が必要です。

潰瘍性大腸炎、糖尿病、大腸ガン、胃・肝臓・胆道・膵臓の病気

などが原因となって、慢性の下痢が起こります。

また、最近特に増えてきているのが過敏性腸症候群による慢性の下痢です。

 

《原因と種類》

…嫁緩譴留蠑鼻潰瘍(カイヨウ)などぢ臘欧竜’衆枉錙焚疉卆大腸、神経性下痢など)
⊂嘆週杣の障害(食べ過ぎを含めて)ヌ瑤篆物による下痢
D夏盧拔櫃琉枉錙閉夏發任良綰圈発酵を含めて)β召良袖い砲發箸困下痢

 

詳しくはコチラ → 過敏性腸症候群とは・・・?

下痢をした時の一般的注意事項

下痢をしたときには

お腹が冷えないように保温し、腸に刺激を与えないよう安静にすることが大事です。

そして、水分補給を徹底しましょう。

細菌や食中毒による下痢

他の人に移る可能性があるので、手をよく洗い清潔に保ちましょう。

細菌や食中毒による下痢

は下痢止め等を飲むと、病原菌が腸内で増殖し、かえって悪化する事があります。

発熱がある場合や便に血が混じる場合

安易に下痢止めを飲まず、医療機関に相談しましょう。

下痢の激しいとき

水分の補給が大切です。湯冷まし、番茶などを飲みましょう。

飲み物の温度は人肌程度がよく、コーヒーや炭酸飲料など、腸に刺激を与えるものは控えます。

下痢をしやすい人の注意点

★普段から暴飲暴食を避け、栄養バランスのよい食事をとり、体力をつけておくこと。

★体調が優れないときは脂肪分の多い食事や刺激物を控えるようにすること。

★乳酸菌や食物繊維を含む食品を積極的にとり、腸を健康にすること。

  などに注意しましょう。

下痢から考えられる病気

正常な便は、黄色から褐色がかった色調で、粘液や血液などが付着していない半ねり状の塊です。

心身の何らかの異常により腸に障害が起こると便は様相を変え、

泥のような・水のような下痢便になったり、硬くて十分に量が出ない便秘になったりします。

色や形なども異常を知らせるサインです。

赤、黒、白などの色の便が出ているなら要注意。

一度、きちんと調べてもらってください。

気になる症状

疑われる病気名

下痢

急性

腹痛

あり

サルモネラ・カンピロバクター・腸炎ビブリオ・黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌・病原性大腸菌・ウエルシュ菌など細菌による食中毒

とくに左下腹部痛、新鮮血の下血

虚血性大腸炎

抗生物質服用後、水のような下痢・トマトジュースのような下痢

抗生物質起因性腸炎

発熱、全身倦怠感、食欲不振、黄疸、茶褐色の尿、白っぽい便

A型急性肝炎

吐き気、嘔吐

  

細菌性赤痢、クリプトスポリジア症

脂肪便、胆嚢炎様の症状

ジアルジア症

なし

米のとぎ汁様の便、嘔吐

コレラ、ロタウイルス下痢症

慢性

腹痛

あり

血便・粘血便

 

潰瘍性大腸炎

痔瘻、肛門周囲膿瘍

クローン病

体表部の骨腫・軟部腫瘍

家族性大腸腺腫症

便が細くなる、残便感、便秘、貧血

大腸がん

便秘

ウサギの糞のような便

過敏性腸症候群

腹部膨満感、時に発熱、血便

大腸憩室症

脂肪便

顔面・下肢などのむくみ

蛋白漏出性胃腸症

体重減少、むくみ、全身倦怠感、貧血、けいれん

吸収不良症候群

黄疸、右上腹部痛、肝臓の圧痛、食欲不振、嘔吐

アルコール性肝炎

なし

顔面・手足など日光にあたる部分の皮膚炎、痴呆、不安

ペラグラ

顔面の潮紅、むくみ、喘息様の発作、ペラグラ様の皮膚炎

カルチノイド

色黒、全身倦怠感、脱力感、体重減少、下痢、低血圧、不安感

アジソン病

レイノー現象、皮膚が硬くなる、嚥下障害、咳、息切れ、関節痛

全身性強皮症

倦怠感、めまい、動悸、頭痛、息切れ、肩こり、下痢

本態性低血圧症

慢性的な不安・緊張・イライラ、頭痛、肩こり、動悸、不眠

全般性不安障害

  

                                                  

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