箸を正しく使える子の方が、食事中に家族とよく話し、食事のマナーが身に付いている……。 東京近郊の小学4年〜中学3年までの男女各200人の調査結果、このような傾向が現れました。 「箸を正しく持っている」と答えた子どもは58%、「正しく持っていない」子は42%、「箸を正しく持つようにいわれている」のは35%で、箸の持ち方をきちんと教えている親が減少し、教え方も十分ではないようです。 【箸の持ち方と食生活の意識や実態】
| 箸を正しく持っている | 持っていない |
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食事のときに家族と話をする | 88.8% | 68.5% |
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おかずとご飯を交互に食べる | 76.7% | 51.8% |
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食べ物を残すのは作ってくれた人に悪い | 48.7% | 38.1% |
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食べ物や食べ方について何らかの関心を持っている | 80.6% | 49.4% |
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「箸を正しく持ち、おかずとご飯を交互に食べるという基本的なマナーと食習慣が身についている」子は44.5%、「箸を正しく持てず、食べ方に偏りがある」子は20.3%となっています。 | 基本的なマナーと食習慣が身についている | 身についていない |
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食事のときに家族と話をする | 91.0% | 59.3% |
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食事を残すのはもったいない | 45.5% | 19.8% |
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食の安全に関心がある | 66.9% | 32.1% |
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学校でお米や野菜を育てたことがある | 66.3% | 53.1% |
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これらの結果を見ると、食事中のコミュニケーションをとる子は、食べ方のマナーについての意識や食に関する関心が高く、その延長で箸を正しく持つようにもしつけされ、習得する結果に至るのかもしれません。つまり、家庭や学校の環境が、子どもの食習慣やマナーの習得に大きく影響を与えるといえるでしょう。
他に…
●朝ご飯は、「パン」が76.6%、「ごはん」が63.1% → パンが4分の3以上 同居家族が多いほど、ご飯を食べる率が高くなる
●夕食で好きな料理・おかずは? 1位:ハンバーグ 2位:カレーライス 3位:ぎょうざ 4位:スパゲティ
●食事の時にすることは? 家族と話をする 80.3% テレビを見る 62.5% 黙って食べているだけ 0.8%
●食事中の家族との話題は? 【総合】 学校でのできごと 74.5% テレビ番組やタレントのこと 45.3% 友だちのこと 40.3% 【小学生】 学校での出来事 80.5% 友だちのこと 44.0% 【中学生】 ニュース 41.5% クラブ活動 23.5%
●おかずとご飯を交互に食べるのは66.3%の3分の2 おかずを一種類ずつ食べる 19.8% おかずだけ先に食べる 16.8%
●食の安全に関心はある? 関心がある 51.5% 関心がない 38.3% 関心がある男子 42.0% 女子 51.0% 中学生で関心がある 60.5% 関心がない 35.5%
●家で食べ物やマナーについて守るように言われていることは? 食べ物を粗末にしない 58.3% 好き嫌いをしない 51.3% 食卓に肘をつかない 43.0% いただきます、ごちそうさま、という 40.5% 口に食べ物を入れたまま話をしない 36.8% 箸を正しく持つ 35.0% 食事中に電話やメールをしない 18.8% みんなと一緒に食べ始める 10.8% |