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 活性酸素とは?

  

「活性酸素?えーわかんない。」

「名前しか分からない。」

「全然分からないです、名前は聞いたことあるけど

 

活性酸素って何者?

『活性酸素とは我々が吸ってる酸素の中で攻撃的になった酸素のこと。』

(お茶の水女子大学生活環境センター 医学博士 近藤和雄先生)

人間にとって必要不可欠な酸素が攻撃的になるとはどういうことなのでしょうか?

実は酸素は全て体にいいとは限らないのです。

   例えば・・・

    ●切ったリンゴやバナナを放っておくと変色する

●ピカピカだった鉄がサビつく

●黄金色のテンプラ油が使い古すと黒くにごる

これらを酸化現象といい空気中の酸素が悪さをしたのです。

酸素を吸う事によって同じ事が身体の中でも起こっています。

人間の細胞はおよそ60兆個の細胞から構成されているのです。

その細胞の一番外側にある細胞膜は「不飽和脂肪酸」という油で出来ているのです。

 

この活性酸素は非常に酸化力が強く、異物を溶かす作用が過剰になって正常な細胞まで貧食し、

脂質と結合して、「過酸化脂質(細胞を傷つけ破壊し、人体に害を及ぼす厄者)」となり、

さまざまな障害を与えるようになります。

私達にとって必要不可欠な酸素、この酸素が逆に私達の身体を蝕んで老化を促進し、

ガン、脳卒中、心筋梗塞糖尿病など様々な病気の原因となっています。

活性酸素はこのように根が深く私たちを悩ます病気のおよそ9割もの原因となっています。

・組織細胞が攻撃を受けて弱る・・・・・老化

・遺伝子に傷が付く・・・・・・・・・・・・・・・難病・ガン 等

・アレルギー反応を起こす・・・・・・・・・花粉症、アトピー、喘息 等

・炎症を起こす・・・・・・・・・・・・・・・・・・リウマチ・関節炎 等

・過酸化脂質を作る・・・・・・・・・・・・・・生活習慣病(動脈硬化 等)

・潰瘍、ポリープなどを作る・・・・・・・・ガン 等

・ホルモンのバランスを崩す・・・・・・・生理不順不眠更年期障害 等

不飽和脂肪酸とは?

例えるならテンプラ油と同じ性質のモノ。人間の身体もテンプラ油のように酸化するのです。

わかりやすく言うと人間の身体だってサビついてしまうと言うこと。このサビつきが老化です。

活性酸素はこのサビつき=老化の原因。

『活性酸素は身体中で発生し、全ての老化現象の原因になっている。』

(お茶の水女子大学生活環境センター 医学博士 近藤和雄先生)

  

酸素は血液によって全身に運ばれる

その中の2〜3%が活性酸素へと変化する

活性酸素は身体中のいたる所で発生し身体を攻撃!

ひいては老化のみならず、生活習慣病

さらには200種類以上の病気との因果関係があると確認されている。

   

老化から生活習慣病まで主犯は『活性酸素』だった!

活性酸素は「老化」の原因となり、人体に及ぼす弊害なんと200種類以上

ゆえに、活性酸素対策こそ現代人の最重要課題!!

Q 活性酸素はいつどうやって生まれるの?

1 酸素が呼吸で体内に入る
2
血液中の赤血球で細胞にくまなく運搬
3
細胞内で糖分や 脂肪を燃やしエネルギーを発生させる
4
この時燃えた酸素の2活性酸素に変身!!

活性酸素の存在時間はわずか100万分の1秒!

しかしそのパワーは強力

かつジキルとハイドのような2面性を持っていたのです!

   

1日に約7万回も細胞を攻撃します!

活性酸素のメリット・デメリット

  ☆身体に良い面 ・・・ 殺菌・消毒作用

    

傷口の細菌を殺すオキシドール(過酸化水素水)は実は活性酸素のこと。

私達の身体は活性酸素なくして細菌から身を守れない

  ☆身体に悪い面 ・・・ 正常な細胞を傷つけ、酸化させる

     

我々の細胞の一つ一つは不飽和脂肪酸の膜におおわれています。

活性酸素は油が大好き。不飽和脂肪酸と結びつき細胞を酸化させる

古びたテンプラ油が黒ずんで嫌な臭いを発生させるように、

胞をむしばみ、 身体をサビつかせる

Q なぜ活性酸素は大量に発生するの?

それは・・・私達の生活環境に問題あり!

これらは活性酸素を増やす一因!

何によって活性酸素が大量に発生するの?

電磁波 (電化製品全般。特に電子レンジ・携帯電話・パソコンがとても強い。

食生活 (ジャンクフード 、 食品添加物 、 お菓子

オゾン層の破壊 (紫外線 、 大気汚染 、排気ガス(車・工場)

嗜好品 (タバコ 、 アルコール

生活環境 (ストレス 、 エアコン 、 ハードな生活 、 激しいスポーツ 、 ダイエット

化学物質 (化粧品 、 医薬品 、 殺虫剤 、 抗がん剤 、 残留農薬 、

         化学肥料)

その他 (放射線(レントゲン・CT・胃の透視・放射線治療など) 、 病原菌 、 ビックリした時 、 

       ショックを受けた時 、 悲しんだ時 、 ため息をついた時 、

       やけどをした時・・・など)

 

みなさんの身近にあるものばかりではないでしょうか?

   

医療用放射線照射に曝されることで被爆し寿命が短縮される

胸部 X線撮影→1.5日 胃 透視→1.5年 CT 断層撮影→150日

          

 

活性酸素はいつ発生するか?

呼吸により取り入れた酸素の1〜3%が活性酸素になる。

*食細胞が侵入した、カビや菌を貪食して活性酸素を発生させて死滅させる。

紫外線は、物に触れると大量の活性酸素を発生させる。

放射線は、細胞の核、DNAで活性酸素を発生し、DNAを破壊する。

化学物質

  a)放射線と類似のメカニズム(細胞の核で活性酸素を発生)

   パラコート(農薬)、スミチオン系(殺虫剤)、アントラサイクリン系、ブレオマイシン、(抗癌剤)

  b)細胞全体で活性酸素を産生する

   塩素化合物、Mn化合物、cb2化合物、pcb、メチル水銀、

   NOX(窒素化合物)トリハロメタン、クロラムフェニコール、フェニルヒドラジド。

血管内の循環血流障害時

血管が痙攣を起こした時、脳血栓や心筋梗塞や冠不全で、

脳や心臓の血管が詰まりかけて、血流が悪くなり、酸素の供給が十分でなくなると、

キサンチンオキシダーゼが血管中に増え、脳や心臓の血管に大きな障害を与える。

現代社会のストレスでも発生

受験勉強、就職、職場の人間関係、仕事が忙しく寝不足、過労によるストレス

(どんな病気でも寝不足、過労、ストレスで治りにくくなる。)

 

さらに脂肪分過多の食生活が大問題!!

油が大好きな活性酸素に餌を与え、身体のサビつきを促進させているようなもの。

   

いくつもの原因がアナタの周りにたくさんあるはず!

          

でも、活性酸素が発生したり、身体が酸化しているのを自覚出来ないのです・・・。

活性酸素が増えると身体のどこがどうなるの?

肌のシミ

『皮膚は一番見えるところなので、活性酸素の害がはっきりと現れる。』

(お茶の水女子大学生活環境センター 医学博士 近藤和雄先生)

皮膚の老化の原因の一つは紫外線による活性酸素の大量発生

傷つけられた皮膚がシミとなって残ってしまいます。
シミ
は活性酸素との戦いの跡だったのです!

疲れやすくなる

肝臓は24時間休むことなく活動しているため、絶えず活性酸素が発生し、やられやすいのです。

肝機能がやられだすと、疲れやすい、やる気がしないなどの症状が・・・。

血管への影響

現代人の食生活はコレステロールが過剰気味

活性酸素は血中に溢れ出したLDL(悪玉コレステロール)を格好の攻撃目標にして酸化させる(酸化LDL

ある程度は血管内の清掃係、マクロファージが片付けてくれるが、ついには消化しきれず死滅

その死骸が血管内にたまり、血管壁をせまくし、やがて血液をつまらせる

その結果、動脈硬化にかかる危険性がアップ!

心臓においては心筋梗塞狭心症がおこりやすくなるのです。

脳においては脳梗塞脳出血を引き起こす原因になるのです。

さらに最近忘れっぽくなったという人は要注意!

脳はたくさんの血管が集まっているため動脈硬化がおこりやすいのです

脳の血管が動脈硬化や老化を起こすと一つの症状として「痴呆」が起きます。

しかし我々も活性酸素にやられっぱなしではない。

身体の中には強力な抗酸化物質(スカベンジャー)が備わっているのです。

それがSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)です。

SODとは?

元々人間の体内で作られる酵素

活性酸素をたちどころに消去してくれるのです。
SOD
は老化をふせぐ強い味方。

ところが!!

SODは20歳才ピークにみるみる衰えていく!

SODが無くなったらどうすればいいのでしょうか?

答えは、SODに代わる抗酸化物質を体外から補う事が大切!

ビタミンCE

ポリフェノール

リコピン

βーカロチン

などの抗酸化戦士、スカベンジャー軍団が活性酸素と戦うのです!

 

まずは活性酸素の害を少しでも理解することから始めましょう!

身体がサビつきやすい生活習慣とは?

あなたは大丈夫?サビつき度チェック

1 タバコを吸っている

2 好き嫌いが多い

3 ストレスをためてしまう

4 毎日お酒を飲んでいる

5 料理は濃い口が好み

6 肌に潤いがなく、カサカサしている

7 風邪をひきやすい

8 肩こりや冷え性で悩んでいる

14個

活性酸素が発生しやすい生活習慣

58個

抗酸化物質であるビタミン・ミネラル類不足又は身体自体の老化がすでに始まっている

あなたもどれか一つ位は当てはまっていたはず・・・。

こんな人がサビつきやすいのです。

『生活習慣の違いによって体内に生じる活性酸素の量は随分変わります。』

(東京大学先端科学技術研究センター 医学博士 野口範子先生)

活性酸素によって起こる病気

国立ガンセンター(東京)と産業医科大学(北九州市)は、

活性酸素がガン抑制遺伝子に突然変異を起こし発ガンの引き金になる可能性が高いことを、

人体組織の研究で突き止めました。

これまで動物実験例はありましたが、人体実験では初めてのことです。

活性酸素が発ガンに関わっている事は、動物実験により以前から知られていました。

現在では、ほとんどの病気に活性酸素が関わっていることが解明されています。

 

日本における死亡原因の60%をしめる成人病(生活習慣病)は、

ガン → 悪性新生物

心疾患 → 心臓病(狭心症・心筋梗塞など)

脳血管疾患 → 脳卒中(脳出血・脳梗塞など)

でも、これらは予防する事が可能な病気なのです!

病気の90%は活性酸素が原因と言われています。

 

 

活性酸素が関与している病気

循環器系

狭心症・心筋梗塞・不整脈・動脈硬化高血圧・血管攣縮・虚血性循環障害・

Se欠乏症・川崎病

呼吸器系

成人呼吸促迫症候群・肺炎・風邪インフルエンザ・感染症・花粉症・喘息・

肺線維症(抗がん剤副作用)・成人呼吸窮迫症(ARDS)・パラコート中毒・喫煙障害・肺気腫・

アスベスト肺・肺硬化症・

脳神経系

脳浮腫・脳梗塞・脳出血・脳血栓・てんかん・脳血管攣縮・パーキンソン病・自律神経障害(Reilly現象)・遅発生神経障害・脊髄損傷・神経原性肺浮腫・アルツハイマー型痴呆症・ヘルペス

消化器系

歯周病・口内炎・口角炎・急性胃粘膜障害・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃ポリープ・

潰瘍性大腸炎・過敏性腸症候群・クローン病・ベーチェット病・便秘・肝機能低下・

脂肪肝・肝炎・肝硬変・薬物性肝障害・肝移植病態・各種の黄疸病態・膵炎

血液系

白血球系:慢性肉芽腫症・白血病・AIDS・敗血症

赤血球系:異常ヘモグロビン症(メトヘモグロビン・サラセミア・鎌状赤血球)・

       ヘモクロマトーシス・プリマキン過敏症・夜間発作性血色素尿症・

               薬物性貧血・アカタラセミア

他の血液成分:α1-酸性蛋白の障害・高脂血症DIC・血小板異常症・

                      出血性ショック

内分泌系

糖尿病・糖尿病合併症・副腎代謝障害・ストレス反応・前立腺肥大・更年期障害

泌尿器系

腎炎(ネフローゼタイプの他、急性腎炎・慢性腎炎・尿毒症に移行するもの)・

溶血性腎障害・薬物性腎障害・抗がん剤の副作用ファンコニー症候群・

腎不全・膀胱ポリープ

皮膚

シミ・シワ・そばかす・イボ・肌荒れ・重症のかぶれや日焼け・ケロイド(体質)防止・

傷口(火傷、外傷)の早期治癒・日光皮膚炎・アトピー性皮膚炎・皮膚潰瘍・水虫・皮膚病

支持組織系

肩こり・腰痛・関節リウマチ・自己免疫疾患・膠原病・関節炎骨粗鬆症

生殖器系

生理痛生理不順・子宮筋腫・精力減退・インポテンツ・不妊症・奇形

眼科

未熟児網膜症・網膜変性・白内障・正常型緑内障・角膜潰瘍・飛蚊症・

加齢性黄斑・網膜鉄錆症

腫瘍

喫煙による発ガン・化学発ガンとガン化学療法・ガン・ガン転移・

放射線障害と放射線療法

医原性疾患

抗がん剤の副作用(白血球減少症・プレオマイシン肺線維症・

アドリアマイシン心筋症・シスプラチン腎障害)・薬物障害・光線療法(光増感剤)・

IVH(セレン欠乏など)・高酸素療法

環境汚染性疾患

重金属障害・水俣病・シリコーシス・喘息・排気ガス性肺障害・

水汚染による各種中毒

その他

老化・手術浸襲・アラキドン酸代謝病態・食中毒・壊血病・神経痛・痛風・中耳炎・

外耳炎・アレルギー・浮腫・膠原病・凍傷・多臓器不全・紫外線障害・脱毛症・

疲労・冷え性進行性強皮症・多発性筋炎・二日酔い

活性酸素を無毒化する作用を持つのは、SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)

を代表とする『抗酸化酵素』や、ビタミン・ミネラル等の『抗酸化剤』です。

「活性酸素」と[SOD」等のバランスによって、私たちの健康が保たれているわけです。

 

問題なのは過剰に活性酸素が発生した場合です。

現在の生活環境では、活性酸素の過剰発生をもたらす原因が蔓延しており、

都会で生活をしている人は30年前の1000倍の活性酸素が発生していると言われています。

 

20歳の抗酸化力を100%とすると・・・

40歳位には80%になってしまいます。

そして40才からは10歳ごとに、20%位づつどんどん落ちていきます。

50代で60%、やがて80代で0%です。

 

平均寿命ともピッタリ一致します!

抗酸化能力が旺盛な20歳位までは、ファーストフードばかり食べていても元気でいられるでしょう。

でもそれを過ぎると、過剰な活性酸素が発生するのに、抗酸化能力が衰えていく一方なのです。

抗酸化酵素を作る力が衰えていくなら、外から抗酸化物質を補給しなければなりません。

昔は食べ物に栄養がキッチリありましたし、活性酸素が増える要因が少なかったのです。

しかし現代は、栄養素の少ない食材と、栄養素を壊す食材が増え、

さらに活性酸素が増える要因の中で生活して、抗酸化酵素を作る力も減っています。

結果的に、病気にかかる人も増え、病気の低年齢化も加速しています。

終いには、日本の平均寿命は、今後は減って行くと言われていますね・・・。

元気で長生きしたい、いつまでも美しくいたいと思うのなら、

今すぐ抗酸化物質の摂取を考えるべきでしょう。

もちろん、食生活も注意したいものです。

                                                  

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