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 風邪と栄養

  

風邪を引いてしまったら 免疫力を上げて風邪に打ち勝つことが大事で、

そのためにはすぐエネルギーになる炭水化物・糖質と、

代謝を高める蛋白質をたっぷり摂ることが必要です。

このとき 働きを手伝うビタミンB群を一緒に摂ることも忘れずに!

また、ビタミンCを大量に消耗してしまい不足してしまいます・・・。

ビタミンCには、白血球の働きを高めて免疫力を高める働きがあります。

風邪の時は、通常の所要量より多く100〜200mgくらい

のビタミンCを摂ることが望ましくなります。

ビタミンA・β−カロチンは喉や鼻の粘膜を保護してくれる働きがあります。

不足すると 鼻や喉の粘膜が乾燥してウィルスが侵入しやすくなります。

熱がある時は、普通の時より蛋白質の分解が進むので、

消化の良い蛋白質をしっかり摂ることが必要です。

体温が1度上がると2倍の蛋白質が分解され、

熱が高くなればなるほど普段よりたくさんの蛋白質が必要になります。

また 熱があるときには 十分な水分補給も忘れずに!

それ以外に 生姜や葱・ニンニクなど 体を温める野菜の働きも効果があります。

鼻がグズグズする

しょうが湯

しょうがをすりおろし、絞り汁に熱い湯を注ぐ。好みで、はちみつや砂糖を加えて。

喉がイガイガする

はちみつ大根

大根を薄切り、またはサイコロ型に切り、はちみつを大根が漬かるぐらいに注いでしばらく置く。

出てきた液をそのまま、または薄めて飲む。

背中がゾクゾクする

梅干し湯

梅干しをつぶし、湯をそそいで飲む。刻みねぎや、味噌を加えても○

風邪に効く食品

 

★長ネギ★

 

辛み成分のアリシンの作用で血行を促進し体を温め疲労回復に効果があります。

また、アリシンはビタミンB1の吸収を高めて疲れを癒す働きがあります。

白い部分は「葱白」と言って漢方でも風邪に効果があることで知られています。

葉の緑の部分は β−カロチンやビタミンCが豊富です。

 


★生姜★

 

生姜の辛みや香りの成分のジンゲロンやショウガオールには、

胃液の分泌を促進させ消化を助ける健胃・整腸作用のほか、発汗・保温の作用があるので、

風邪の引き初め、寒気がするとき料理に入れたりすり下ろして熱湯に溶いて飲むと体が温まります。

喉が痛い時には、大根下ろしと卸生姜を熱湯で溶いて一日2〜3回飲むと、

消炎作用によって痛みが和らぎます。


★ニンニク★

ニンニクの臭いのアリシンが強い殺菌作用を持っているので

風邪のウィルスを体内で退治する働きをしてくれます。

 


★カリン★

カリンの実にはリンゴ酸・クエン酸・タンニン・サポニンなどが含まれ、

咳止めや疲労回復に効果があると言われます。

 


★ビワ★

咳が止まらないときや熱で喉が乾くときに 生のまま食べると効果があります。

 


★春菊★

β−カロチン・ビタミンCを多く含み、

香りの成分のα−ビネンやベンツアルデイドは胃腸の働きをよくし、痰を止め咳を鎮める働きがあります。

その他のビタミンB1・B2・E・カルシウム・鉄・カリウムも多く含みます。

 


他にも・・・

カリフラワー・梅干し・カボチャ・大根・玉葱・ニラ・パセリ・

キンカン・葛・らっきょう・梨・ザクロ・南天の実など

風邪によい料理

 

風邪は 引き初めが肝心!

消化がよく体が温まる料理が一番です。

からだが暖まれば 血液の循環がよくなり粘膜が修復され 免疫力も高まります。

温かい芋や野菜のスープなどはお勧めです。

 


 

★ネギのお粥★

米を火に掛け沸騰したら弱火にして、

cmくらいに切った葱とおろし生姜を加えて10分ほど煮る。

葱と生姜によって発汗作用が高まります。

 


 

春菊の白和え

熱湯で茹でた春菊を2cmに切ってだし汁をかける。

しらす干しをサッと水洗いしておく。

豆腐を湯のなかで崩し布巾で絞る。

ゴマを擦り、豆腐を加えさらに擦り、砂糖・薄口醤油・塩を加え調味し、春菊としらすを和える。

効用のある春菊に豆腐の蛋白質をプラスして風邪対策の一品!

 


 

白身魚の生姜あんかけ

白身魚と3cmに切った葱をサッと塩と酒を振って蒸す。

鍋にだし汁と醤油・砂糖・塩を入れて煮たせ、

水溶き片栗粉を加えてさらに煮たせ、生姜の卸し汁を混ぜる。

器に盛り、あんを掛けて卸し生姜を添える。

生姜と葱の効能と消化のよい蛋白質の補給に!


  カリフラワーのポタージュ

厚手鍋にみじんに切った葱をバターを炒め、

小房に分けたカリフラワーを加えてスープで約20分くらい弱火で煮る。

それを裏ごしかミキサーにかけ、牛乳を加えて温め、

塩・胡椒で調味し、器に盛ってパセリとゆで卵のみじん切りを飾る。

ビタミンCの多いカリフラワーをたくさん摂ってウィルスをやっつける!

 


 

キンカンのミツ煮

よく洗ったキンカンを楊子で穴をあけ弱火で30分ほど煮てから、

1.5〜2倍の氷砂糖を加え煮詰める。

煮汁もお湯で溶いて飲むと良い。

キンカンの皮の部分はビタミンCが豊富!

 


梅干しの黒焼き

梅干し2個をフライパンに入れて空き缶をかぶせ、

煙が出なくなるまで弱火で蒸し焼きにし、そのまま冷やし粉状に砕く。

それを湯飲み茶碗に入れて黒砂糖小匙2と熱湯を加えて熱いうちに上澄みを飲む。

解熱・咳止め・痰切りの効果!

                                                  

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