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 健康食品の分類

  

日本のサプリメントについて

アメリカでは、「サプリメント健康・教育法」(DSHEA)という法律で

サプリメントは、「食品」と「薬」の中間的な存在としてはっきり定義されています。

また、効果の裏付けである科学的データの提出・検査方法・臨床結果 …

その他、詳細な情報提供が義務付けられています。

一方、日本にはそのような法律はなく、サプリメントは「単なる食品」に分類されているため、

健康食品市場には「良いものと悪いもの」が混在しています。

日本のサプリメント事情は・・・

米国より10年以上、栄養学は20年以上遅れている

とよく言われます。

 

保険機能食品とは?

日本でもようやく、アメリカからの圧力によって、保健機能食品(特定保健用食品+栄養機能食品)というカテゴリーが設けられました。

しかし、特定保健用食品は、何らかの「有用性」は認められてはいるものの、実際には、どのような科学的根拠があり、どれだけの数の人に対して臨床試験が行われて、結果はどうだったのかなどの情報は、全く開示されません。

ですから、消費者は、商品の良し悪しも、商品のクォリティーを知ることも、調べることもできません。

そして、直接的に「何の疾病」の改善につながるのか、具体的な内容を表示することもできません。

アメリカの「サプリメント健康・教育法 が、科学的根拠が認められる「サプリメント」には、積極的に「効能」や「効果」を開示することを認めている、先進的な法制度であることを考えると、日本は明らかに「サプリメント発展途上国」と言えるでしょう。とはいえ・・・アメリカのサプリメントが全て良質かというと、一概に そうとも限りません。

アメリカのサプリメント

確かに、日本のサプリメントよりは基本レベルは高いと考えられますが、やはりクオリティーは“ピンからキリ”までありますし、中には、表示された成分が入っていなかったり、表示量より少なかったりという事もあるようです。

しかし、アメリカのサプリメントは、FDA( 食品医薬品局)の厳しいチェックや、第三者機関の厳しい監視があり、粗悪な品は淘汰され、生き残ることは出来ません。

それに比べ日本のサプリメントや健康食品は、原則的に「野放し状態」といえ、不当に高価なものや、いいかげんな製品も多く出回っています。

大手メーカーや製薬会社の製品だから良質(高品質)とは限りません。

もちろん、出元のはっきりしない製品よりは多少は安心と言えるとは思いますが…。

ただ単に、(売れる)栄養素を単に詰め込んだだけのサプリメントには、ほとんど効果は期待しないほうがいいです。

最近は、「無添加」「オーガニック」「天然成分」…などを売りにした、いかにも良質そうなサプリメントを見かけるようになりました。

しかし、どれも製造方法や保存方法の情報が少なく、さらに製品情報自体が抽象的で曖昧で、「本当に良質なのか?」と疑ってしまうものもたくさんあります・・・。

その前に何よりまず、日本の「薬事法」ほか 様々な条件が弊害となって、本当に効果の期待できる「良質なサプリメント」 は製造販売できない。というのが、健康食品 発展途上国「日本」のサプリメントの実情です。

確かに日本の「栄養補助食品」も、ほんの少しずつながら良くなりつつあると言えるかもしれません。

しかし・・・「粗悪なサプリメントは、市場から排除されてしまう」という、アメリカのサプリメントとはまだまだ如何ともしがたい歴然とした違いがあると言えるでしょう。

                                                  

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