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 骨粗鬆症

  

骨粗鬆症に関心はありますか?

骨粗鬆症とは?

 

骨にはタンパク質やリンなどとともに、たくさんのカルシウム(骨重量の50%)が含まれています。

そして骨は常に活性化、破壊、形成を繰り返し、古い骨が新しい骨に更新されています。

骨の破壊と形成は30歳代までは平衡を保っていますが、

40歳以降は形成より破壊が増加してくることにより骨量が減ってきます。

破壊するスピードに形成するスピードが追いつかないのです。

 

骨形成と骨吸収

そして骨量が減少すると、骨の中の構造が壊れ、

骨は非常にもろい状態になり、折れやすくなります。

この状態が骨粗鬆症です。

 

骨が細くなるのではなく、骨の密度が少なくなって“スカスカ”になる病気です。

 

 

骨粗鬆症患者 1800万人

骨粗鬆症の発生率

40才以上で約1000万人!

男女比は1:4。女性が80%以上。

男性は65歳以上で8人に1人。

70歳以上でも10人に4人。

女性は50歳以上で4人に1人。

60代で2人に1人。

70歳以上で10人に7人

老人寝たきり原因の第3位

 

女性の発症率は・・・閉経後に急激にアップ!

50代→21%60代→48%

70代→67%80代→84%

骨粗鬆症の人口は大変多いという事は・・・、

骨密度の平均自体が良くないため、

「年代の平均値」ではまだまだ足りないということです。

骨粗鬆症にならない為には、平均値以上である事が理想ですね!

 

骨折の好発部位は大腿骨、下位胸椎、腰椎です。

橈骨遠位端骨折は転倒の際手をついて身をかばうために生じる事が多くあります。

骨について

カルシウムについて

骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症は、2種類あり原発性と続発性があります。

骨粗鬆症はインフルエンザのようにある決まったウイルスや決まった1つの原因で起こるのではなく、

いくつかの要因が重なって起こる病気です。

原発性

閉経後骨粗鬆症 ホルモンの分泌低下によるもの。

老人性骨粗鬆症 加齢によるもの。

若年性骨粗鬆症 原因不明または妊娠によるもの。

 

<内的因子>

 ○ホルモン : 女性ホルモン、閉経(女性ホルモンの喪失)、卵巣機能不全(早期閉経)

         遅発初経(初経年齢が遅い)、多産・授乳期間が長い、未経産婦

 ○機能低下 : 腸管機能の退行(低下)によるカルシウムの吸収低下

 ○職業 : 事務系職業(座り通しのライフスタイル)

 ○加齢 : 高年齢

 ○遺伝 : 身近に骨粗鬆症がいる人、人種(白人、アジア人(アジア系は骨量が低い)

 ○家族歴 : 女性ホルモンやビタミンD 受容体など

 ○体型 : 低身長、痩せ

<外的因子>

 ○運動 : 運動不足、急激な過度の運動、臥床

 ○栄養 : 痩せ(低栄養、栄養不足のダイエット)、カルシウム不足、ビタミンD・K不足

       塩分・タンパク質・リンの摂取過剰、偏った食習慣

 ○生活習慣 : 喫煙、過度の飲酒、高カフェイン摂取(コーヒーの多飲)、日照の不足

続発性

他の疾患が原因で、発症するもの。

 

内分泌代謝異常 副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症、性腺機能不全症、

            糖尿病、クッシング症候群など

消化管疾患 胃切除、吸収不良症候群など

炎症性疾患 慢性関節リウマチなど

薬剤性 ステロイド・副腎皮質ホルモン・抗がん剤・抗けいれん薬・免疫抑制剤

      の服用による副作用など

不動性 臥床安静、宇宙飛行など

その他 壊血病、卵巣摘出術、腎不全、肝不全、脂肪肝、多発性骨髄腫、

     骨形成不全

 

一番の原因は加齢です。

歳をとるとともに、からだの中のホルモンが変化するために、骨量が減少します。

特に女性は閉経後、女性ホルモンが減少しますし、若年時の最大骨量も男性より低いため、

閉経後数年間は急激に骨量が減少します。

 

 

その他にも歳をとると、胃酸分泌の低下や腸の吸収能力の低下

腎臓での尿へのカルシウム排泄の増加なども骨量減少の原因となります。

 

糖尿病と骨粗鬆症

若者の骨粗鬆症

正常な人の骨

骨粗鬆症患者の骨

25歳女性

正常な腰椎

過激なダイエットや食生活の乱れで、

若い人にも急増中!!

確かに、骨粗鬆症は中高年層に多い病気。

しかし、最近は過激なダイエットなどによるCa不足で、

若い女性でも骨粗鬆症になる人が急増!

写真を見れば一目瞭然。

右の骨粗鬆症の患者はまるで骨の幽霊写真。

全身の骨がこの状態だから、

ヒールの高い靴でもしこけたら・・・。

簡単にポキッといってしまうでしょう。

 

 

 

30歳女性

骨粗鬆症患者の腰椎

正常値より30%以上も

骨量が減少した状態

骨粗鬆症の症状

初期はほとんど自覚症状はありません。

 

初期症状としては・・・

背中の痛み・身長が低くなる

脊柱を構成している骨(脊椎骨)は、重いものを持ったり、転んだりして、

普段より少し余計な力がからだに加わっただけで変形します。

背骨(脊椎)は骨粗鬆症になると、非常に長い時間をかけて骨折を起こします。

この場合の骨折は、腕の骨折のように大きな骨折ではなく、

非常に小さい骨折で、「微少骨折」と呼ばれています。

この段階では、ほとんど痛みはありません。

しかし、この微少骨折が起こり始めると、次の段階として

背骨(脊椎)そのものがつぶれる「圧迫骨折」という骨折を起こす危険性があります。

転ぶなどのきっかけで、「微少骨折」が、「圧迫骨折」になる場合もあります。

この圧迫骨折はひどい痛みをともないますので、

背中に痛みがあったら骨粗鬆症の疑いがあるということです。

また、背骨がつぶれるということは、骨と骨とが圧迫されて隙間が狭くなるということですので

脊椎骨の変形や圧迫骨折によって、脊柱はいろいろな形に変形し、

身長が低くなる

背中が丸くなったように見える(円背や亀背)

といった、外から見ても分かるような変化があります。

さらにこの脊椎圧迫骨折は、脊椎のX線写真で診断することができます。

背中にひどい痛みを感じたり、身長が3cm以上低くなったら

一度病院でレントゲンを撮ってもらいましょう。

また腰背部に持続的過緊張が起こり、慢性の筋肉痛も生じてきます。

 

呼吸困難・食欲不振・胃もたれ

背骨の圧迫によって、背骨の形が崩れてしまうと、内臓を取り囲んでいる骨全体にも影響を及ぼします。

内臓を取り囲んでいる骨も変形しやすくなり、胃・心臓・肺などの臓器を圧迫します。

その結果、呼吸がしにくくなったり、食欲がなくなったり、胃がもたれたり 等といった症状が現れてきます。

 

さらに進んで行くと・・・

神経学的異常

脊柱の中には神経(脊髄神経)が通り、

さらに脊椎骨の間からからだの各部に向かう神経の枝が出ているため、

脊椎骨の圧迫骨折が起こると、神経の枝が圧迫され、胸や尻・下肢に痛みやしびれが生じます。

骨折

転んで手をついた際に橈骨(手首)や上腕骨頸部(腕の付け根)を骨折することがあります。

また、転倒の際には大腿骨頚部(太ももの付け根)を骨折することがありますが、

大腿骨の骨折を起こすと寝込むことが多く、

高齢者では「寝たきり」の原因になることが少なくありません。

 

骨粗鬆症チェック!

骨粗鬆症の診断

X線撮影

骨粗鬆症の診断は腰背部痛などの症状の有無や危険因子の存在の確認、

さらに脊柱のX線写真を撮影して胸椎・腰椎の状態や骨折の有無を確認したり、

骨密度測定装置を用いて実際に骨量を測定する方法があります。

 

正常な骨

骨粗鬆症患者の骨

 

 

スカスカになっているのがよく分かりますね!

 

骨密度測定装置

一番骨量の高い時期(若年成人平均値)より

20%減少している場合は骨粗鬆症の疑い

30%以上減少した状態を骨粗鬆症と診断しています。

骨量は測定機器や測り方によって変わるため、

正確な診断や治療のためには同じ施設で継続して診察を受けることが大切です。

   

 

血液検査

症状が似ていて原因が異なる他の病気

(骨軟化症・副甲状腺機能亢進症・多発性骨髄腫など)

と区別するために血液検査が必要です。

骨粗鬆症の治療

老化によって減ってしまった骨を若い頃のように戻す薬はありません。

でも、きちんと治療する事によって骨量減少を抑える事が可能です!

 

 

運動療法

わざわざ運動をするのではなく、日常生活の中で運動を習慣化させることが大事です。

買い物に乗って行くバスを、2つ3つ手前の停留所で降りて歩くのも良いです。

また日光にあたると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で作られますので、

屋外での運動を心がけましょう。

 

食事療法

平成13年度の国民栄養調査の結果からも

カルシウム摂取の現状は、各年代平均値で1日550咾班埖しています。

 

摂取すべき量はこの位です。

成人 : 600mg/日本、成長期 : 700〜800mg

妊婦 : 1,000mg、授乳婦 : 1,110mg

更年期以降の女性 : 1,200mg

 

骨を丈夫にするには、まず骨の材料になるカルシウムをたっぷり摂ることが必要です。

同時に、カルシウムの吸収を助けるもの・妨げるものを知り効率良く骨太生活を目指しましょう!

乳製品は気をつけて!

カルシウム=牛乳=乳製品と思いつくかと思いますが、ご注意を!

昔は牛乳はいいとされて来ましたが、現代では骨を溶かすとされています。

カルシウムは入っていますが、カルシウムを溶かす成分が入っている為です。

牛乳をよく飲む人ほど骨粗鬆症の患者が多いのも現状です。

牛乳消費量と骨粗鬆症とは関連性がない?という医学博士もいますけど・・・

やっぱり事実は事実なのですよね。

世界で一番牛乳を飲んでいる国はノルウェーなのです。

ところがそのノルウェーの骨粗鬆症の発生率は、なんと日本の5倍!!なのが事実です。

牛乳がダメとはいいませんが、

これでも「牛乳と関連性がない」と思う人は牛乳を飲んでもいいでしょう。

これは、栄養士さんから勉強した内容です。

 

牛乳について → 

 

カルシウムの多い食品食べよう

乳製品以外のカルシウムを豊富に含む食品も食べましょう。

海藻類・小魚・大豆製品・小松菜・かぶの葉などに多く含まれています。

ビタミンDで吸収促進

腸からカルシウムを吸収するためには、ビタミンDが必要です。

カルシウムのみ取った食事とカルシウム+ビタミンDを取った食事では、

20も腸でのカルシウムの吸収率が高いといわれています。

さらにビタミンDはカルシウムが骨にちゃんとくっつけるよう助ける働きもしています。

適度な日光浴をすることで体内で合成されます。

食品では、魚類に比較的多く含まれています。

 

ビタミンK

ビタミンK2骨の吸収を抑える働きと、反対に骨を作る事を促す作用があります。

ビタミンK2を多く含む食事をとると骨粗鬆症を防ぐ効果が期待できます。

ちなみにビタミンK2が多く含まれる食べ物には、納豆などがあります。

良質のたんぱく質を

たんぱく質の摂りすぎはカルシウムの利用効率を悪くしますが、

一方で骨の基礎となる欠かせない食品です。

1日3回の食事に魚・肉・大豆製品・卵のいずれかを食べましょう。

なるべく良質のタンパク質(植物性)で摂取しましょう。

骨に優しい薄味で

食塩や糖分の摂りすぎは、せっかく摂ったカルシウムが

尿に排泄される量を増やしてしまいます。

薄味を心がけましょう。

 ナスがままならキュウリがパパです

加工食品は要注意

炭酸飲料・練り製品・カレールー・インスタント食品・スナック菓子などにはリンが多く含まれます。

これらを食べすぎるとカルシウムの吸収を悪くしますので摂りすぎに注意しましょう。

 絵を見ただけで甘口と分かるあなたはカレー通 瓶のは別の味がしますな。

たばこ・アルコール・カフェイン

喫煙は胃腸の働きを悪くし、カルシウムの吸収を妨げます。

コーヒーの飲みすぎは、カルシウムの尿への排泄量を増やしてしまいます。

アルコールの飲み過ぎはカルシウムの吸収にも排泄にも悪影響があります。

激安缶コーヒーは、麦茶に砂糖味 

骨粗鬆症と栄養療法

若い人のカルシウム不足と骨粗鬆症が問題になっています。

そういう方は、更年期以降が怖いですよ・・・。

 

カルシウム補給には、牛乳よりも野菜や魚(特に小魚)で補いましょう!!

                                                  

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