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   お風呂の効果 

 

 

お風呂には、身体の汚れを落とすだけでなく、気分転換をして、気の流れを良くしてくれます。

物理的には、静水圧・浮力・温熱3つの働きがあります。

 

さらに、入浴が身体にあたえる作用として

1、皮膚を清潔にする。

2、心身の疲労や緊張を除く。

3、血液やリンパの循環を促進する。

4、体内の働きが良くなって色々な臓器の機能を高める。

5、筋肉の緊張や痛みをやわらげる。

6、神経を落ち着かせる。

などがあります。

 
 

お風呂の入り方も様々ですが、時間や体の調子によって変わってくるのです。

あなたに合ったお風呂はどのタイプでしょう?

お風呂の効果をよく理解し上手に入浴することによって健康な生活をおくりましょう。

◆◆ 心身の浄化 ◆◆

 

心も体も疲れちゃったぁ・・・と思うことありませんか?

お風呂は体をキレイにするだけの場所ではなくて、心身ともに浄化できる場所です。

ゆったりお風呂につかっていると疲れた心もリフレッシュ!

心が汚れている、くすんでいる、疲れているなどの自覚症状がある人は進んでお風呂に入りましょう。

◆◆ 美容に健康に ◆◆

■半身浴■

湯船のつかりかたは首までつかる全身浴と下半身だけつかる半身浴とがあります。

全身浴は血液粘土を急激に上昇させ、脳や心臓、肝臓などの血流量を減らし、

血管内に血液の固まりが生じやすくなる恐れがあるそうです。

これに対して半身浴は安心な入浴法だそうです。

効果は以下の通りです。

 

心身ともにリラックス

          ★疲労や不眠の解消、冷え性、足のむくみ、腰痛に効果的。

          ★肩を冷やさないようにタオルをかけて。

          ★38℃が適温。血行が促進される。

          ★20分ほど浸かっていると、体の芯まで温まってくる。

■中温反復浴■

ぬるめのお湯に入ったり出たりする入浴法を中温反復浴といいます。

           ★血行を良くし、新陳代謝を高める効果がある。

           ★湯冷めがしにくい。

◆◆ 安眠の湯・目覚めの湯 ◆◆

 

■夜のお風呂

37〜38℃のぬるめのお湯に15分〜20くらいゆっくり入りましょう。

神経の高ぶりを抑え安眠を誘う働きがあるので、心地よい眠りに誘います。

また、お湯と冷水を交互にかけると入浴後足があたたまり、むくみ防止にもなります。

■朝のお風呂

目覚めのお風呂は熱めのお湯が効果的。

41〜43℃のお湯にさっとつかり、刺激を与えて体を覚醒させましょう。

高温での長湯は身体を疲れさせてしまうので注意しましょう。

◆◆ 目的別入浴法 ◆◆

 

お風呂は健康維持の強い味方。

その日の体調に合わせてお風呂を選べば、毎日健やかな毎日が送れるのではないでしょうか?

 

目的

ぬるめでゆっくり

熱めでさっと

リラックス

 

ストレス解消

 

目覚めを良くする

 

寝つきを良くする

 

気分を高揚させる

 

二日酔い

 

肩こり

 

肌を美しくする

 

ダイエット

 

生理痛緩和

 

利尿促進

 

腰痛緩和

 

1.静水圧効果

水中では水面からの深さに応じて身体に静水圧が加わります。

このため湯船につかると水圧でウエストが5cmほど細くなります。

腹囲が3〜5cm、ふくらはぎで1cmくらい縮むほどです。

この水の水圧は静水圧と呼ばれ、マッサージと同じ効果があります。

この水圧により、心臓の動きが活発になって血行がよくなります。

水圧のかかった血流はスピードアップされ、心臓から出される血液が増え、

血中の酸素や大切な栄養が、体の隅々までムラなく行き届くようになります。

血行が良くなると、肩こりや腰痛が緩和されたり、手足の冷えが改善されたりします。

 

2.浮力効果

 

お湯に入ると身体は浮力を受けて軽くなります。(アルキメデスの原理)

水やお湯の中では、水の浮力によって陸上にいるときに比べて

身体が極端に軽くなり、体重が空気中1/9くらいになるので、

だるさを感じなくなり、心身ともにリラックス感が得られます。

お腹をひっこめたり、ふくらしたりすると、皮下脂肪を落とす効果もあります。

 

お風呂につかると、浮力により手足が動かしやすく、関節を柔軟にしたり、

逆に、水の抵抗を受け筋力の増強ができます。

さらに、腰やひざへの負担が小さくなって動きやすくなります。

そのため、肥満やお年寄りに多い変形性、膝関節症の人でも

あまり痛みを感じることなく運動することが出来ます。

 

3.温熱効果

 

温まった血液が全身に行きわたると交感神経が働き、新陳代謝が活発になります。

汗腺が刺激を受け身体にたまった疲労物質や老廃物が排泄されやすくなり、

コリのあった部分もほぐれ、疲労も回復します。

またぬるいお湯につかることで温まった血液が脳にも運ばれ、

副交感神経が働いて精神的に安らいで落ち着いた気分になります。

そして、運動でしか分泌されないと思われていた、甲状腺や副腎、性腺などから

分泌されるホルモンが入浴による温熱効果によっても一時的に増えることがわかってきています。

病気で運動できない人が入浴でも運動と同じ効果が得られます。

 

清浄効果

体温より高いお湯につかると毛穴が開き、皮膚についた老廃物が取られ、皮膚呼吸が復活します。

入浴後の爽快感をもたらします。

 

アメリカ人やヨーロッパ人は体臭がキツい人が多いですが、浴槽にはいる習慣がないからです。

老廃物や汗が体の中に溜まったままなのですね。だから香水を使う人が多いのです。

 

湯温による温熱効果の違い

区分

高温浴(42℃以上)

中温浴(3840℃)

感覚

熱い

ぬるい

自律神経

交感神経を刺激

副交感神経を刺激

心臓

心拍が速くなる

心拍が遅くなる

胃液分泌

減少

増加

腎臓

働きを抑制

働きを促進

働きが鈍る

働きが活発化する

膀胱

排尿抑制

排尿促進

血管

収縮・血圧上昇

拡張・血圧低下

筋肉

収縮

弛緩

興奮

鎮静

皮膚

表面だけ温まる・荒肌になる

芯から温まる・美肌になる

                                                  

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