自動車および機械の運転に従事する人
<飲んだら乗るな、乗るなら飲むな> よく耳にする言葉ですね。飲酒運転は道路交通法で禁止されているのですが、後を絶ちません。 飲酒運転が原因の事故は、年間1,000件、死者は300人に上っているのです。 しかも、その半数を二十歳代の人が占めています。 死亡事故に至らなくても、大きな交通事故は起こした本人や相手だけでなく、 その家族の運命まで変えてしまいます。 事故で失ったものは取り戻せません。 ちょっとした誘惑が、あなたの、そしてまわりの人の可能性の芽を摘み、 悲しみの淵に落としてしまうとしたら、それは重大な犯罪だと思いませんか。 <飲酒が運転に与える影響> 血中のアルコール濃度が0.05%以上で、事故の可能性は2倍になり、0.1%になると6〜7倍になります。 これは、お酒1、2合の量に相当し、ほろ酔い初期の状態ですね。 抑制が取れ、判断力が鈍っています。 ハンドルさばきが乱暴になったり、スピードの出しすぎにも気づかないことになります。 また、動体視力、集中力も低下しますから、 信号や路上の人への見極めが後れ、とっさの対応が難しくなります。 平衡感覚も鈍るので、直進運転もあやしくなります。 その結果が悲惨な事故になるなんてと、気づいたときには後の祭りなのです。 |