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 お酒の効用

  

お酒は飲みすぎると肝機能障害などを引き起こしてしまいますが、

昔から酒は百薬の長と言われ、適量であれば万能薬となるといわれて有益です。

「酒・たばこは健康の大敵」なんて言われていますが、お酒は“量”次第なのです。

適量を守って 飲めば、健康にいいことがいっぱいなのです。

 

「百薬の長」というのにも根拠があるのです。

古くから「酒は百薬の長」といわれるように、お酒には様々な薬理効果があり、

上手に飲めば健康増進にも役立ちます。

その一つとして、お酒は「飲む風呂」といわれるほど、血液の循環を良くします。

(この効果はあくまでも適量を守った場合の効果です。)

消化促進・食欲増進

少量の食前酒は胃酸分泌促進効果があり、消化を助けるため、食欲が増します。

ストレスの解消

お酒を飲む理由はなんといってもコレではないでしょうか?

特に、社会的ストレス解消効果があります。

ほろ酔いのお酒は理性の働きをゆるめるため、精神が緊張から開放され心がのびのびします。

大脳皮質の働きを抑制するのでストレス解消にも役立ちます。

ほろ酔い程度の飲酒は、日頃、私たちの欲求行動を抑圧している理性の働きを適当にゆるめてくれます。

このため精神的な緊張から開放され、心がのびのびとして、ストレスの解消につながります。

 

お酒に含まれるアルコールは、最初、大脳の中の理性を司る前頭葉に軽い麻痺を起こさせます。

これによって、嫌なことはパーッと忘れて明るく楽しくなれるわけなのです。

そのまま飲み続けると、理性の麻痺は頭頂葉というところまで広がり、自制心が薄れハイになって来ます。

このように、理性を麻痺させることによって、精神面での、ストレスのレベルを下げる働きは大きいのです。

人によっては、緊張感、不安感を和らげてくれるのです。

 

ただし、短時間に適量以上飲んでしまうと、運動機能をつかさどる小脳まで麻痺が進み、

歩くことはおろか、意識までもうろうとしてしまいますので要注意です!

こうなるとストレス解消どころじゃなくなってしまうわけなのです。

ストレス解消も、適量飲んでこそなのですね。

 

詳しくはコチラ → ストレスについて

発想の転換

ほど良いお酒は新しい考えが閃き、発想をかえることができます。

人は自分の考えに固執しがちですが、ときには柔軟になることも大切。

ほどよいお酒で新しい考えがひらめいたり、発想を変えることができた経験は多くの人がもっています。

疲労回復

アルコールには血行をよくする働きがあります。

また、利尿作用があるので、体内にたまった疲労のもとになる老廃物を洗い流してくれます。

血液の循環をよくし、保温効果

 

冬場の寒い時など、少量のお酒をお湯で割りレモンや蜂蜜、生姜のおろし汁

などを加えて飲むと、体が温まりひき始めの風邪などは治る場合もあるようです。

動脈硬化や高血圧を予防する

 

厚生労働省研究班によると、「1日平均1合(約180ml)未満の飲酒をしている人」は、

アルコール作用により善玉コレステロールの血中濃度が上がることで血液が固まりにくくなり、

「時々飲む人」に比べて脳梗塞になりにくいようです。

 

適量は血圧を下げ、善玉コレステロールを増やすと言われています。

但し過量は逆効果となります。)

血中の善玉コレステロールを増加させます。

悪玉コレステロールを下げる動脈硬化を防ぐ

少量〜中量程度の飲酒であれば、全く飲酒しない人に比べて、

心臓病を発病するリスクが少ないと言う研究報告がされています。

発がん予防効果

 

日本酒には、アルコールのほか有機酸、糖分、アミノ酸、ビタミンなど100種類以上の微量成分が含まていて、

これらの成分が、がんの死亡率やがん発生のリスクを軽減するという研究成果が発表されてます。

★ トータルで見れば「適度のお酒」は日本人でも死亡率を下げているらしい! ★

日本人がお酒を飲むこと自体はどうなのでしょうか。

文部省(当時)の研究班が、13万人を対象に1988年から7年間で行った追跡調査では、

お酒を毎日飲む人・飲まない人・やめた人の、死亡全体およびがんによる死亡のリスクを較べると、

お酒を毎日飲む人の方が最初から飲まない人より 15%前後

全ての死因及び胃・肝・胆のうの各がん、そしてがん全体のリスクが低かったそうです。

 

臓器による差はありますが、飲酒はがんの危険因子というのが医学的な常識です。

この調査でも、口・のど・食道(2.5倍!)・大腸のがんに関しては お酒を毎日飲む人の方が高くなっていました。

肝がんや胆のうがんでも、飲酒は普通、危険因子として挙げられています。

しかし、毎日1合程度を越えた飲酒は、

死亡確率(特にがんによる死亡確率)を上げることになります。

美容効果

 

日本酒には、美白効果をはじめ、さまざまな美容効果があります。

最近話題のコウジ酸、これは米麹に含まれる有効成分で、細胞の老化を防ぎ、

活性化する作用を持つ物質でシミやほくろの原因になるメラニン色素の生成を抑える働き

があるので美白効果が期待でき、保湿効果もあるそうです。

日本酒及び副産物中の機能性物質とその生理作用

機能性物質

所在 

生理作用

(エチル)アルコール

日本酒、

酒粕

致酔作用、食欲増進作用、催眠作用、ストレス緩和作用、心臓、血管(循環器)系疾患予防作用、制ガン作用、骨粗鬆症予防作用

オリゴペプチド

日本酒

酒粕

血圧上昇抑制作用

フェルラ酸

日本酒

米糠

抗酸化作用、老化防止作用

グルタオチン

にごり酒

酒粕

肝機能改善作用、解毒作用、抗酸化作用、制ガン作用、生体恒常性(ホメオスタシス)保持作用

ビタミンE

米糠

抗酸化作用、老化防止作用、肝機能障害予防作用

チロシナーゼ

酒粕

脳(創造性)活性化作用、パーキンソン氏病予防作用

フェリクローム化合物

日本酒

酒粕

抗貧血作用

-アデノシルメチオニン

にごり酒

酒粕

老人性痴呆予防作用、肝臓疾患予防作用、不眠・うつ病予防作用

オリザシスタチン

米糠

酒粕

感染防衛作用

オクタコサノール

米糠

代謝向上作用

揮発性化合物

日本酒

血栓溶解(脳血管疾患予防)作用

多糖類

米糠

抗ガン作用、免疫細胞活性化作用

食物繊維

米糠

酒粕

成人病・大腸ガン予防作用(血清コレステロール低滅作用、有害物質吸着作用、腸内調整作用)

                                                  

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