1、冷えタイプ
(血液がドロドロからくる血行不良による生理痛)
血液ドロドロ、冷え性タイプで生理痛に苦しんでいる人は相当いらっしゃいます。
体を冷やすような生活習慣や食習慣が原因で、
血管や内臓の平滑筋が縮む力が強くなることによる血行不良のタイプです。
体を温めれば痛みが軽減となり、お腹周りや手足の冷えがひどく、寒がりや吐き気などの症状がよくあります。
このタイプの生理痛の改善と解消は、まず体を冷やすような不良習慣を見直すことは前提とします。
血液がドロドロだとこんな症状があります。
・生理痛がひどく、生理が始まると痛くなる。
・特にいちばん出血の多いときに痛みがひどい。
・生理の血の色がドス黒く、粘りがあり、レバー状のかたまりがある。
・肌のシミ、ソバカス、くすみが気になる
・目のまわりのクマ、唇や歯ぐきの色が黒っぽい。
・慢性的な頭痛、肩こりに悩まされている。
血液ドロドロ冷え性タイプの人は血行が悪くなり、子宮内膜がはがれにくくなっています。
このはがれたときの痛みが生理痛となって感じています。
血液をサラサラにするとともに内膜をつくる血液の質を改善する必要があります。
血液ドロドロタイプの人は血液をサラサラにする事がおすすめです。
2、ストレスタイプ
(イライラ・ストレスからくる血行不良による生理痛)
ストレス溜まることによって交感神経が過剰に働き、
血管や子宮の平滑筋の異常収縮を起こしてしまうタイプです。
胸焼け、乳房緊満感やいらいらを感じることが多いです。
この場合、まず、原因となるストレスの解消は肝心です。
下記の症状に心当たりはありませんか?
ストレス、イライラタイプはこんな人です。
・生理前にイライラ、精神的落ち込み、胸が張ることがある
・生理前にニキビや肌荒れが起こりやすい。
・生理周期が早かったり、遅かったり、不安定。
・お腹が張る。よくゲップがでる。
・肩や首がこる。
・たまに不眠や過食になる。
ストレス、イライラタイプの人は自分で気づいてないうちに他人にあたっていることが多いようです。
生理前などご主人や彼氏などに聞いてみてください。
ゲップがでたり過食になったりするのもストレスの関係です。
3、貧血タイプ
(血液不足からくる血行不良による生理痛)
血液不足からくる生理痛には下記のような症状があります。
・乾燥肌で顔色や唇が白い。
・貧血気味。
・生理周期が大きく遅れる
・生理は以前より短い日数で終わる
・経血の色は薄い赤色。サラサラしている。
・生理の終わりごろから終わったあとに腰やお腹が痛い、重い。
これらのタイプは単独の場合もありますが重複しているケースがほとんどです。
血液不足、貧血タイプはほとんどの女性が当てはまります。
なぜかというと生理のとき出血するからです。
子宮内膜をつくるのに1ヶ月かけて食事から吸収した栄養を少しづつ血液や内膜に変えていきます。
しかし生理では5〜7日の間に大量の血液を失うのです。
ですから、貧血や立ちくらみが起こるのです。
またなんともない人でも乾燥肌や髪の毛のパサつきなどは女性なら誰もが持つ悩みです。
エネルギー不足による血行不良
血液をよく流すためのエネルギーが不足していることによる血行不良のタイプです。
倦怠感が強く、経血の量が少なく、同時に食欲不振や胃もたれが伴うケースが多いです。
このタイプの場合、まず、普段の適量な運動による体力づくりに心がけることは重要です。
発熱による血行不良
熱により水分の消費が多く、血液どろどろになってしまうことによる血行不良のタイプです。
経血の色が濃く、レバー状の固まりがあり、腰痛を伴い、微熱があるなどの症状がよく見られます。
このタイプの生理痛を治療するために、解熱や水分の補充は肝心です。