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代表的な病気の解説

  

脂肪肝

脂肪肝とは?

脂肪肝とは、通常より肝臓に脂肪が大量に蓄積した状態をいいます。

ちなみに、三代珍味の一つの「フォアグラ」は、人工的に作ったガチョウの脂肪肝です。

肝臓は沈黙の臓器といわれています。

それは、肝臓は再生能力・代償能力に優れ、

ダメージを受けても残った正常細胞が余分に働き、機能を維持するからです。

そのため肝臓に異常があっても気付かず、

異常に気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。

 

食事で摂った脂肪は、小腸で脂肪酸に分解され、肝臓に送られます。

しかし、糖分や脂質を摂りすぎて、肝臓に送られる脂肪酸が増えると、

肝臓で脂肪酸から作られる中性脂肪が肝臓にたまります。

また、アルコールの飲みすぎでも肝臓に中性脂肪がたまります。

つまり、脂肪肝とは、食べ過ぎや飲みすぎによって

肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった肝臓の肥満症とも言える状態です。

肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった脂肪肝は、

動脈硬化を始めとするさまざまな生活習慣病を引き起こす恐れがあります。

  

10年以上経過すると肝硬変に移行することがあります。

性別では、男性に多く発症しています。(女性の約2倍)

年代では30〜70代に多く、男性では40歳前後、女性では40代以降の中高年に多発しています。

最近では、日本の成人の20〜30%が脂肪肝を有すると推定されており、

なんと成人男性の3人に1人、女性の5人に1人が脂肪肝だという調査結果もあります。

10年前に比べて約2倍に増加しています。

 

日本で脂肪肝の研究が開始されてから10年もありません。

自覚症状はなく、検診時の採血検査や超音波検査(写真)で見つかる場合が多いです。

健診を受ける人の30%以上に脂肪肝があるともいわれています。

国内の職場検診において、肝機能障害は異常検査所見項目の第2位

全国平均で12%に異常が認められています(ちなみに第1位は高脂血症)。

その中で、二次検査の対象となった人の大部分は脂肪肝だそうです。

 

日本においてウイルス肝炎が激減しているので、

21世紀の肝臓病は非アルコ−ル性脂肪性肝炎となると言われています。

 

アルコール性の脂肪肝の場合は、放っておくと肝硬変に進むこともあります。

食べ過ぎによる肥満やアルコールの飲みすぎが原因の脂肪肝は

生活習慣を改善することで治る肝臓病の中では比較的軽い病気です。

しかし、生活習慣を改善することなくそのままの生活を続けてしまうと、さらに肝機能が低下して、

脂肪肝から肝炎、肝硬変、ついには肝臓がんを引き起こす可能性があるといわれています。

肝臓がんを予防するためにも、ぜひ生活習慣を改善して肝臓病を予防しましょう。

脂肪肝のメカニズム

 

皮下や内臓に中性脂肪がたまると肥満になりますが、肝臓にたまると脂肪肝になります。

健康な肝臓でも3〜5%の脂肪を含んでいますが、

5%を超えた場合を脂肪肝と診断されます。

脂肪が10%を超えると脂肪滴(しぼうてき)といわれ、

30%を超えると重症になって行きます。

 

脂肪肝になっている組織を顕微鏡で見ると、肝細胞内に球状の脂肪が異常に増えているのがわかります。

正常な肝臓の脂質は、約2/3がリン脂質で占められ、主に細胞の膜を構成し、

残りの約1/3がコレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸になってしまいます。

ところが脂肪肝では、中性脂肪が異常に増加して大部分を占め、

コレステロールやリン脂質が蓄積することはほとんどありません。

肝細胞が脂肪でいっぱいになると、肝細胞がふくらんでしまうため、

肝内の血管が圧迫されて、肝臓内部の血液の循環が悪くなります。

血液の循環が悪くなると肝細胞に十分な酸素や栄養素が届かず、次第に肝機能が低下していきます。

その結果、からだがだるくなったり、疲れやすくなったりなどの倦怠感や疲労感がでてくるのです。

しかし、初期の場合にはほとんど症状はでません。

 

最近までは「アルコール性肝炎にさえならなければ、脂肪肝までは問題がない」

という考え方が一般的でした。

しかし 脂肪肝が起きるような食生活をしていると

肝臓だけでなく、全身に脂肪が溜まることが問題になります。

それも皮下脂肪だけならともかく 内臓にも脂肪がつくとなると

 動脈硬化性疾患・高脂血症高血圧糖尿病などの頻度を高めてしまいます。

脂肪肝は生活習慣病の危険因子となるというわけです。

脂肪肝になる前にきちんとした食事・生活習慣を心がけましょう。

脂肪肝の原因

原因の多くは、生活習慣のものがほとんどです。

また、他の病気が原因の場合や、薬剤が原因の場合もあります。

さらに、妊娠時に起こる場合もありとても危険です。

 

肥満・糖尿病・多量の飲酒が3大原因です。

 

肥満

最も頻度の高い原因は肥満です。

体格指数(BMI)2529(軽度〜中等度肥満)の人で脂肪肝の発生率は50

体格指数30以上(高度肥満)では80%以上が脂肪肝といわれます。

腹囲が、男性85cm、女性90cm以上のメタボリックシンドロームの人は脂肪肝になるリスクが高い。

太っている人はインスリン抵抗性(インスリンが十分効果を発揮できない)があることが多く、

肝臓での脂肪酸燃焼がわるく、脂肪がたまりやすい。

糖尿病の人で、肝硬変で死亡する率が高いことがわかり、

脂肪肝が決してあなどれない病気と認識されています。

詳しくはコチラ → 肥満

 

糖尿病患者

血糖が十分にコントロールされていない糖尿病者では約50%

コントロールされている糖尿病者でも14に脂肪肝がみられます。

特に肥満に伴う糖尿病者では脂肪肝の合併率が高いことが報告されています。

インスリン感受性の低下による糖代謝の乱れが原因です。

インスリンの不足によって脂肪の分解が進行、それを肝臓が取り込んで中性脂肪の合成が促進されます。

詳しくはコチラ → 糖尿病

 

アルコール

脂肪肝の原因としてアルコール性のものが最も多く見られ、

過度なアルコールの摂取は、肝臓での中性脂肪の合成を促します。

習慣的にお酒を飲む人では、1日3合以上飲む人が脂肪肝になる頻度が高くなっています。

個人差はありますが、日本酒3合を15年飲み続けると繊維化が始まると言われています。

飲酒による脂肪肝は13週の期間でも十分に起きることが証明されています。

 

アルコールによる脂肪肝は、アルコールを減量、中止しないと肝硬変になる危険があるので要注意です。

常習飲酒により、中性脂肪が代謝されないまま肝細胞に沈着する病態で、禁酒により速やかに治癒します。

アルコール性脂肪肝の人が酒を飲み続けると、肝臓の繊維化が進み、

肝炎→肝線維症→肝硬変→肝がんと移行します。

とくに女性は進行が速いので要注意です。

詳しくはコチラ → アルコール

 

高脂血症

血液中の脂肪分が、肝臓の処理能力の限界を超えると、

脂肪は肝臓に蓄積され脂肪肝を形成していきます。

詳しくはコチラ → 高脂血症

 

甘いお菓子やジュース

糖質の多いお菓子や、甘い果物の食べすぎは、中性脂肪を増やします。

糖質も脂肪に代わります。

炭水化物、果糖などの糖質を過剰に摂取すると、肝臓で脂肪酸に変化します。

油ものばかり控えても、代わりに果物、ジュースなどの糖質を多く含むものを多く摂ってしまうと、

脂肪肝の原因になるのです。

ショートでも感電はしません。安心しろ。  大福の場合棚から落ちてきた時の訓練はしなくても良い

 

無理なダイエットなどによる低タンパク

肝臓に運ばれたり、肝臓で作られた脂肪はそのままでは血液中に溶けないので

蛋白質で包んで血液中へと送り出さなければなりません。

しかし、ダイエットや低蛋白をきたす病気などによって血液中の蛋白が不足すると、

肝臓から血液中へ脂肪を送ることができなくなるので、肝臓に脂肪が蓄積されてしまいます。

詳しくはコチラ → 間違えたダイエットによる弊害

 

薬物

脂肪肝の原因となる薬物としては、ホルモン剤・抗生物質・ステロイド剤などが代表的です。

 

不摂生(不規則な生活・食生活)

社会生活の多様性から来る、食事時間の不規則による摂取カロリーの未利用による脂肪肝が増加している。

どれくらいの期間で脂肪肝になるかというと、

頻繁に暴飲暴食をする人の場合、1〜3ヶ月で発症するといわれています。

よく混同されるのですが、脂肪分の多い食品を我慢すれば脂肪肝にならないというわけではありません。

糖質やアルコールも脂肪酸の立派な原料です。

なので肝臓の処理能力を超えた食べ方や飲み方は確実に脂肪肝につながると思って間違いありません。

肝臓の処理能力は人によって個人差があります。

また疲れている時、薬物投与をしている時などでも悪化してきます。

 

栄養のアンバランス

日本人の軽度の脂肪肝はいわゆる肥満体形ではない人にもみられ、

運動不足とファーストフードなどによる不規則な食事で23kgの体重増加でも

肝臓へ脂肪がたまる可能性もあります。

 

運動不足

食べ物から摂取したエネルギーが消費されないため、肝臓に蓄積されます。

 

その他の原因

食事習慣(高カロリー、高脂肪食、間食、夜食、野菜摂取不足など)、

ストレス、生活習慣

多くは複数要因が相加・相乗的に関与しています。

 

極端な低栄養、拒食症などでなる人もいます。

甲状腺・下垂体・副腎などの内分泌の病気があると脂肪肝になることもあります。

小腸バイパス手術なども脂肪肝の原因となりえます。

 

栄養過多によるものでは重症になることはありませんが、

ほかの原因の場合は、黄疸など重篤な肝障害を起こす場合もあります。

多量にアルコールを飲む人の80%は脂肪肝にかかっているとも言われます。

脂肪肝の種類

脂肪肝にはアルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝があります。

非アルコール性脂肪肝は現在患者数1000万人と言われるほど増えています。

この内、10%の人が脂肪肝炎と言われています。

1. 栄養失調性脂肪肝

 1) 過栄養性脂肪肝(糖尿病性脂肪肝

 2) 栄養欠乏性脂肪肝(飢餓性脂肪肝

2. アルコール性脂肪肝

3. 薬物性・中毒性脂肪肝

4. 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

5. 急性妊娠脂肪肝

6、貧血性脂肪肝

などがあります。

 

急性脂肪肝

慢性脂肪肝

 a)急性アルコール中毒

 b)リンによる薬物中毒

 c) 四塩化炭素による薬物中毒

 d)急性妊娠性脂肪肝

 e)テトラサイクリン中毒性脂肪肝

 fReye症候群

 

 

 

 

 a)肥満

 b)蛋白栄養障害

 c) 過度のアルコール摂取

 d)糖尿病

 eCushing症候群

 f)副腎皮質ステロイドの長期投与

 g)飢餓

 h)食事時間の不規則による摂取カロリーの未利用

 i)高カロリー輸液

 j)腸管切除

 

脂肪肝の症状

多くの場合、脂肪肝の自覚症状はありません。

そのため、初期では気付かず、悪化してから初めて検査で分かる場合が多いのです。

 

症状が現れるとしたら、以下の症状が現れてきます。

何となく疲れやすい、腹部(特に胃のあたり)が重苦、

黄疸、発熱腹痛、下痢、吐気・嘔吐、倦怠感、腹部膨満

右季肋部に肝腫大を認め、時に圧痛を伴います。

などの症状を訴えることもあります。

脂肪肝の検査・診断

血液検査

血液検査をしたことのある人なら一度や二度は、

肝機能の目安となるGOTとGPTという言葉を聞いたことがあるでしょう。

どちらも肝臓の中にある酵素で、肝臓が化学工場として働く際に、触媒として活躍する物質です。

 

中性脂肪、コレステロール、GPTGOTALP(アルカリフォスファターゼ)やγ-GPTが高値となる。

肝臓の繊維化が進むと血小板が減る。

脂肪肝ではGOTGOT・GPT共に100以下の事が多い。

アルコール性脂肪肝ではγ-GPT200を超える場合がある。

非アルコール性の脂肪肝炎になるとGOT/GPT3倍以上にあがる傾向があるが、

γ-GPTはアルコール性ほどは上がらない。

 

検査と検査値

脂肪肝を診断するときの検査と検査値

検  査

正常値

脂肪肝の場合

GOP(AST)

8〜40lU/l

軽度〜中等度上昇

過栄養性:GPT>GOT

GPT(ALT)

5〜35lU/l

アルコール性:GOT>GPT

ALP

60〜220lU/l

軽度上昇

γーGTP

50lU/l以下

アルコール性では高値

コリンエステラーゼ(CHE)

186〜490lU/l

過栄養性

顕著に上昇もしくは正常上限近くの値

総コレステロール

120〜220mg/dl

高値

中性脂肪

50〜150mg/dl

高値

GOT=グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ

GPT=グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ

ALP=アルカリホスファターゼ
γ
ーGTP=ガンマグルタミールトランスペプチターゼ

 

通常は健康診断で血液検査・尿検査を行い、明らかに異常がある場合、または疑わしい場合に、

肝臓の超音波(エコー)やCT(コンピューター断層撮影)による検査を行います。

 

腹部超音波(エコー)

血液検査に数値が現れるより、エコーの方が早めに脂肪肝になっていることが分かります。

健康な肝臓よりモニター画面にギラギラと白く輝く特徴的な肝臓が映りますので、

判定は簡単につきます。

一般的には右の腎臓と対比させ腎臓よりも肝臓が白く描出されるようなら脂肪肝です。

超音波検査で脂肪肝と診断され驚くケースが増えています。

 

腹部超音波検査で見た脂肪肝

正常な肝臓

脂肪肝の肝臓

 

CT検査

超音波検査とは異なり脂肪肝は健康な肝臓よりも全体的に肥大して黒く描出されます。

具体的にはCT値という値で示すことができ、正常値は60位ですが、

脂肪肝の場合は50以下となり数値が低くなるほど程度が強いことになります。

肝炎ウイルスマーカ−

肝炎ウイルスマーカ−を検査して肝炎ウイルスの影響がない事を確認する。

肝生検

脂肪肝なのか脂肪肝炎なのかの確定診断は「肝生検」をしないと分からない。

腹部に細い針を刺して肝臓の細胞を一部取り、炎症や繊維化の程度を調べる。

脂肪肝の人がGOT/GPTが上昇したら、非アルコール性脂肪肝炎の確定診断のために肝生検をしたがよい。

脂肪肝の進行

肝臓に脂肪が貯まると、肝臓の細胞の核を包み込むようにある

「ミトコンドリア」という細胞で異変が起こることがわかってきました。

ミトコンドリアは、中性脂肪を燃やして、細胞が生きていくエネルギーを取り出すエンジン役で、

とても大切な役目をしているのです。

ところが、脂肪肝になると、ミトコンドリアは中性脂肪を減らそうと必死に中性脂肪を燃やし始めます。

すると、無理に燃やすために「活性酸素」が発生してしまうのです!

この活性酸素はミトコンドリア自身を傷つけます。

さらに、中性脂肪を「過酸化脂質」に変え、これもミトコンドリアを傷つけます。

その結果、ミトコンドリアが次々と壊されて肝臓に炎症が起こり始め、「肝炎」になってしまうのです。

 詳しくはコチラ → 活性酸素について

この肝炎が続くとどうなるのでしょうか?

食欲旺盛なラットの実験では、餌をたっぷり与えて脂肪肝にさせて観察を続けたところ、

肝硬変になってしまい、さらに続けたところ「肝臓がん」が発生してしまったという結果報告があるようです。

脂肪肝の合併症

脂肪肝からの合併症は、糖尿病、肝炎、肝硬変、高血圧動脈硬化

高脂血症、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、肥満痛風などいろいろあります。

女性はさらに、月経の異常、妊娠障害、骨粗鬆症などにも注意が必要です。

 

脂肪肝から動脈硬化に進行した場合の、

心筋梗塞や糖尿病等への進行率は、正常な人の2倍近いと言うデーターがあります。

自覚症状がないからと言って放置せず、予防、治療が必要な病気です。

 

飲酒を原因とするアルコール脂肪肝の一部は「アルコール肝炎(ASH)」へ進みます。

アルコール性肝炎とは肝臓に炎症が起こり,肝細胞が急激に壊されて機能しなくなり肝硬変の前段階となり、

そのまま暴飲を続けると肝硬変や一部は肝ガンにつながる危険性があります。

肥満や糖尿病人口の増加に伴い、非アルコール性脂肪肝は増えています。

 

以前は、非アルコール性脂肪肝は進行しないといわれていましたが、

飲酒の習慣がない人でも肝炎から肝硬変、肝癌へ進むケースも存在することが分かってきました。

これを「非アルコ−ル性脂肪肝(NASH)」といいます。

日本では100万人近くが(NASH)になっていると言われており、飽食の時代の肝臓病として懸念されています。

脂肪肝のセルフチェック

肉類をよく食べる。

お酒を飲むと食欲が増す。

お酒をよく飲む。

食事は濃い味付けのほうが好きである。

タバコを吸う。

ストレスがたまりやすい方である。

疲れやすく、倦怠感を感じている。

睡眠不足など不規則な生活が多い。

標準体重を超えている。

運動はあまりしない。

夜遅い時間に食事をすることか多い。

健康診断などで高血圧といわれたことがある。

健康診断などでコレステロールが高いといわれたことかある。

6個以上当てはまった方は、脂肪肝の可能性が高く、生活習慣の改善が必要です。

脂肪肝の治療

脂肪肝を治す薬は現在ありません。

肥満の方は、やせる事から始まります。

原因となる疾患がある方は、その治療から始まります。

栄養療法運動療法

を組み合わせて改善します。

努力すれば2〜3ヶ月で脂肪肝は改善します!!

 

その為、病院での治療(薬物治療・入院・手術)は行われないために、

自己管理・自己責任のもとでの生活指導を受けます。

ところが問題点は、診断されても生活を改善しない人が多いことです。

それによって、脂肪肝患者は増えていくのです。

そして、改善しないと悪化してしまい合併症になり進行します。

 

脂肪肝が改善されるか、合併症になり命に関わる病気にかかってしまうかは、

あなたの気持ち次第でどちらにも変えられます!

脂肪肝はまだ命に関わる病気ではありませんので、

脂肪肝が気になる人は真剣に改め、 次の点を改善して下さい。

肥満を防ぐ

糖質を減らして、腹八分目。

糖質(ご飯、パン、麺類、砂糖、菓子類)の摂り過ぎが脂肪肝の原因の一つとされています。

糖質は肝臓で代謝され肝細胞に蓄えられます。

日頃食べ過ぎている糖質食品を減らして、食事を腹八分目にしましょう。

 

急激な体重減量もNASHの原因になりうるといわれています。

そのため、脂肪肝の肥満患者にたいして減量の指導をするときには

月に1〜2圓離據璽(多くても1週間に1.6毀にの体重減少)が望ましいとされます。

無理なダイエットで急激に減量しないことが大切であり、

これは脂肪肝患者以外の人が体重減量をする際にも気をつけてほしいことです。

詳しくはコチラ → ダイエットについて

食事に気を付ける

男性14001800kcal

女性12001600kcal

夕食が午後9時以降の場合は低カロリー食とする。

脂肪肝の食事療法は、糖尿病の食事が参考になります。

まず、あなたの標準体重(理想体重)の計算からはじめます。

標準体重は身長から計算されます。

標準体重=身長(m×身長(m×22

たとえば、身長160cmの場合、

標準体重=1.6×1.6×2256kg

1日の摂取カロリーは標準体重に30をかけます。

標準体重56kgの場合は、30×56で約1600kCalになります。

適度な運動を行う

運動をどれか1つ行なって下さい。

運動は血液中の脂質を低下させ、脂肪肝の予防につながるので、

ウオーキングなどの軽い有酸素運動を行うようにしましょう。

エネルギーを消費する為にも、毎日続けて運動しましょう。

1日10分〜20分程度の散歩から始めてみましょう。

慣れてきたら、30分程度の散歩や運動が効果的です。

・1日1万歩を目標とする。

・最低でも8千歩を目標に早足で歩くこと。

・適当な運動を2030分は行なうこと。

詳しくはコチラ → 運動につい

ただし、心疾患や他の疾患などがある場合は、必ず運動の開始前に主治医に相談して下さい。

食事は油脂を控え低エネルギーにして、タンパク質を十分(6080g/)にとる

タンパク質が不足すると、中性脂肪を肝臓外へ運び出す役目をするリポタンパクの生成が悪くなり、

中性脂肪が肝臓にたまりやすくなります。

肝臓にたまった脂肪を処理するには必須アミノ酸を含む良質のタンパク質を摂ることです。

ですから、タンパク質の摂取が不足しないようにすることが大事です。

6080g/日の目安としては、ごはん食1杯、魚1切れ、 肉60g、卵1個、豆腐1/2丁です。

必須アミノ酸は脂身の少ない肉や、魚介類、乳製品、大豆類などに多く含まれていますので、

毎日の食事に豆腐1/2丁か納豆1パックを追加して下さい。

そして、なるべく肉を魚に変えましょう。

 

甘い糖質を控える

ブドウ糖は肝臓でグリコーゲンとして蓄えられ、エネルギー源となります。

肝臓のグリコーゲンは増え過ぎると中性脂肪に変わり、脂肪肝の原因となります。

清涼飲料水(砂糖が入ったもの)菓子類など砂糖の過剰摂取は厳禁です。

1日の目安としては、砂糖大さじ12杯、間食に果物1個と和菓子1個程度に抑えましょう。

詳しくはコチラ → 正しい間食のとり方

ビタミン、ミネラルを十分にとる

・野菜や海藻類をたくさん摂る

野菜や海藻類に含まれるビタミンやミネラルは動脈硬化を防ぐ効果があるのでたくさん摂る。

詳しくはコチラ → 野菜不足

・果物を適量を摂るようにする。

摂りすぎなければ健康によい食品だが、摂り過ぎは果糖が脂肪肝を招いてしまい肥満につながります。

 

・サプリメントで補う

 

詳しくはコチラ → 食育のページ

詳しくはコチラ → サプリメントのページ

アルコールは止める

肝臓がアルコールを分解するとき、糖から中性脂肪を合成する働きが活発になってしまうのです。

お酒を飲む → 中性脂肪が増える → 肝臓に脂肪がたまる → 脂肪肝

脂肪肝と診断された方は、きっぱりと "禁酒"したほうがよいです。

特にアルコールが原因で脂肪肝になっていると疑われる場合はすぐ禁酒をしましょう!

禁酒ができない場合は、量をきちんと守り、毎日飲まないようにしましょう。

アルコール摂取量の1日の目安は

日本酒1から2合、ビール大ビン 12本、ウィスキーならダブル2杯までに抑えることです。

これが守れないなら飲んではいけません。

詳しくはコチラ → アルコールについて

ストレスをためない

ストレスを受けると体内の血液量は減少し、酸素がうまく運べなくなります。

よって、肝機能全体が低下してしまいます。

運動などの、過食やアルコール以外でストレスを発散しましょう!

詳しくはコチラ → ストレスについて

規則正しい生活を

早寝早起を心掛け、1日3食をきっちり摂りましょう。

血圧をまめにチェックする

詳しくはコチラ → バイタルサインについ

高血圧の状態を見逃さないよう自宅で定期的にチェックしましょう。

脂肪肝の注意点

飲酒によるアルコールの90〜95%は肝臓で処理されます。

一般的には、体重1kgあたり1時間に60〜200mlのアルコールが処理されています。

体内から完全にアルコールが抜けるまでには、3〜10時間必要ということになります。

飲酒は肝臓への負担が大きくなり、連日大量の飲酒を続けていると、

健康特に肝臓を損なう原因となります。

食後直ぐのお茶は不可

肉や魚、卵など高蛋白・高脂肪の食事をした後、

口の中をサッパリさせるために直ぐお茶を飲む習慣の人がいます。

確かにおいしいですよね〜!(^^)

でも、これは科学的に見ると正しい方法とはいえません。(><)

お茶に大量に含まれるタンニンは蛋白質と結合すると、

消化しにくいタンニン酸蛋白質となり、腸の蠕動を弱めて便秘になりやすくさせます。

そして体内の有毒物質を増加させて肝臓の負担を増やし、

容易に脂肪肝を引き起こしてしまいます。

充分な睡眠が必須

多くの脂肪肝患者は、不眠、情緒不安定、倦怠感、無気力などの症状を伴っています。

したがって脂肪肝患者は充分に睡眠時間を確保して体力の消耗を抑えなければなりません。

また休息は糖分や蛋白質の分解を抑え、乳酸の発生を減少させます。

肝臓への生理的負担を減らすには睡眠も重要といえます。

詳しくはコチラ → 睡眠について

ニンニクは控え目に

ニンニクは温性の食材で、気の流れを活発にし、身体を温める他、解毒殺菌作用もあります。

ただしニンニクに含まれる或る成分は胃や腸を刺激して消化酵素の分泌を抑制しますので、

食欲や消化吸収に影響を及ぼします。

これは脂肪肝患者にとってはマイナスとなります。

読書やテレビは程々に

長時間の読書やテレビ観賞は、肝機能に悪影響を与え、

免疫能力を低下させて脂肪肝の快復にも支障を来たします。

                                                  

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