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 子宮内膜症

  

私は、体質改善をしないで現在に至ったら・・・

今ごろは、間違いなく子宮内膜症になって苦しんでいたと思います。

 

子宮内膜症(腸管含む)は欧米で多く、日本では元々少ないめずらしい病気でした。

ですがここ最近急激に増加しており、大変辛く、治癒しにくい、困った病気と言われています。

月経のある(生殖期)女性の90%は生理痛に悩んでいます。

また、子宮内膜症は、月経のある(生殖期)女性の4人に1が悩んでいます。

20年前には、子宮内膜症が見つかる人は、せいぜい10人に1人位だったのですが、

最近では不妊症患者さんや、月経痛(生理痛)のある人の

2人に1人という高確率で子宮内膜症が発見されています。

 

患者数は100万〜200万人います。

現代病と言える子宮内膜症は、現在では女性器疾患で一番ポピュラーな病気と言えるでしょう。

エストロゲン(女性ホルモン)依存性の病気なので、

月経がある数が多ければ多いほど(つまり妊娠・出産が減り、初潮年齢が早くなるほど)発育してしまいます。

ですから、患者数も急増&若年化しています。

なんと昔に比べると患者数は10にも増えているといわれています。

昔は少なかったので、団塊の世代の方は知らない人も大変多いです。

 

子宮内膜症は月経のある20〜30代にもっとも起こる病気で、

最近は妊娠経験のない若い女性を中心に激増しています。

特に10〜20代の人に子宮内膜症が増えてきたのが、最近の傾向なのです。

一方、妊娠して月経がなくなると、軽い子宮内膜症は病巣部が小さくなっていきます。

 

「子宮内膜症は治らない」・・・と落ちこんでいる女性もたくさんいらっしゃいます。

子宮内膜症とは、女性器で起こる病気であり、女性のみに起きる病気ではありますが、

婦人科の病気ではありません。

 なので、婦人科に通っても、寛解はあっても治癒しない病気とされております。

 

なぜなら、子宮内膜症は、免疫異常で起きる病気なのです。

原因を除去し、免疫を正常にすれば治癒は可能ですが、婦人科では対象療法しか行われないのです。

なぜなら、西洋医学では「原因不明」の病気とされているからです。

それによって、長年も子宮内膜症に苦しまれている方が多くいるのが現状です。

詳しくはコチラ → 免疫について

 

東洋医学や中医学では治療効果がよく出ている疾患で、完治も難しくない病気とされています。

 

寛解→症状が一時的に治まること。

治癒→病気自体が完全に治ること。

子宮内膜症とは?

子宮内膜症の症状

3大症状

「月経痛」

(月経痛がだんだんひどくなる)

 

「骨盤痛」

(月経時以外の下腹部や腰の痛み)

 

「不妊」

(赤ちゃんがほしいのに妊娠しない)

 

月経血量が増える月経の出血量が異常に多くなった

不正出血月経以外の不正出血がある

性交痛セックスしたときに痛みが走る

肛門の痛み排便時に肛門が痛むことが多い

腹部の膨張感おなかに膨張感を感じる

その他さまざまな症状場所によってさまざまな症状がおこる

 

私は、体質改善前は、上記の症状が全部ではありませんがいくつもありました・・・。

もちろん、現在はありません。

子宮内膜症の種類

子宮内膜症の検査・診断

診断はベテランのドクターでもかなり難しいとされています。

そのため、誤診も多いのが現状です。

 

診断には「臨床診断」と「確定診断」の二種類があります。

◆臨床診断◆

内診、超音波検査などの検査を言います。

【内診】

圧力をかけ痛みの具合や子宮、それに伴うまわりの動きの状況をみます。

これは、周囲の臓器との癒着度も診察します。

【超音波検査】

断層画像で臓器の形・大きさ、内部の様子を診察します。

性体験のない人や子宮・卵巣がかなり大きく腫れている場合などはお腹の上から見ます。

膣の中に入れて中を見ることもあり、この場合は内部の画像が鮮明で精密な検査をすることができます。

【血液検査】

採血して病状を調べます。

血液中にある「CAI25」という物質の量をみて病気が発症しているかどうか、進行状態が分かります。

この物質は上昇していることが多いとされていますが、必ずとは限りません。

また治療中であれば採血によって治療効果も知ることができます。

◆確定診断◆

直接患部を見ることができる検査です。

【CT・MRI検査】

身体の断層写真をX線、磁気を使用して撮影する検査です。

子宮、卵巣の位置や卵巣に貯まっている血液の様子など詳しく調べたいときに行います。

【腹腔鏡検査】

まず全身麻酔をして、おへその下あたりから内視鏡を入れ、

モニター画面を見ながら、お腹の中を観察する検査です。

内診や画像診断では見られない場合に用いるのですが、

検査中に病状を確認することができたら、その場で治療できます。

 

月経時の出血は、少量ぐらいは誰でも卵管を逆流して腹腔内に入ってきます。

この中に月経中に子宮からはがれた子宮内膜が含まれており、

骨盤内の場所について、子宮内膜症を起こします。

そしてその中にある細胞が存在し、なにかしらの刺激を受けて子宮内膜に似た細胞に変化します。

それが増加していくのではないかと推定されています。

子宮内膜症になりやすい人

昔は2035歳に多く発症していくとされていましたが、

現在は年齢も無関係に10代でも多くなっているようです。

気づくのが遅いだけで、ただ比較的若い時期に発症する人が多いのが特徴です。

この病気になりやすい人は・・・免疫が深く関係していると考えられます。

また、統計的に見てやせ型で胃腸下垂型な人がなりやすいとされています。

生理との関係

生理の周期が27日未満の人、生理期間が8日以上の人

は子宮内膜症になる危険性が高くなります。

生理の周期→生理が来た日から次の生理が来るまでの日数。

生理期間→生理が来てから出血が止まるまでの日数。

 

詳しくはコチラ → 生理について

妊娠・分娩(お産)との関係

妊娠中、授乳中は子宮内膜症を抑えます。

また、お産をした人は子宮内膜症にかかる確率が低くなります。

お産の回数が多くなればなるほど子宮内膜症になる確率が減ります。

年齢、ホルモンとの関係

25~35歳が最も子宮内膜症を発症する危険性が高い年齢です。

女性ホルモンが減少してくると子宮内膜症にはなりにくくなります。

閉経後に子宮内膜症が新しく生じることはほとんどありません。

遺伝との関係

子宮内膜症が母親や姉妹のどちらかにあると発生する確率が高くなると考えられています。

性格との関係

患者調査をした結果

真面目、几帳面、熱心、知的、粘り強い、わがまま、自分勝手などが挙げられています。

脂っこい食べ物が好きな人

脂っこい食べ物をたくさん食べると高たんぱく、野菜不足になり血液をドロドロにします。

肉類をよく摂取する人なども同じです。

外食が多い人もこの傾向があります。

詳しくはコチラ → バランスのいい食事

詳しくはコチラ → 野菜不足

詳しくはコチラ → 外食について

 

乳製品をよく摂取する人

(ヨーグルトや牛乳など)

子宮の病気の原因の多くは、乳製品です。

乳製品は加工食品だから身体に吸収されやすいのです。

乳製品の元は牛の血液で、DNAを変換する効果は一番高い食品です。

特に女性ホルモンには影響を与えてしまいます。

だから、子宮とか乳房、腎臓とかの女性ホルモンに関係する部位には特に歪みが発生します。

 

また、乳製品でも特にヨーグルトは子宮に影響が大きいのです。

勿論、加えて2つ足、4つ足の動物性蛋白質等の

DNAを変換して行く物の摂取過剰+砂糖の影響は大きいからです。

乳製品を多量に毎日常食して、2つ足、4つ足の動物性蛋白質、卵に加えて砂糖を摂取すると、

複数の病気の温床となる場合があります。

詳しくはコチラ → 牛乳について

睡眠不足や不規則な生活の人

免疫の生まれ変わりは22時〜2時の4時間が多いと言われています。

その時間帯に起きていると免疫が下がるそうです。

 

詳しくはコチラ → 睡眠について

身体が冷えている人

(低体温の人・冷え性の人)

冷えている部分は免疫が上がりにくいため、これらの病気を抱える方のほとんどが冷えを感じています。

生理前にお腹が冷たくなる、下痢をする、靴下をはかないと眠れない、など。

子宮の病気はお腹を冷やす物を摂取すると悪化するのです。

動物性蛋白質の摂取も、腸内で発酵した後は急激に冷える傾向にあります。

それに加えて甘い物(砂糖)を沢山摂取すると低体温になってしまいます。

果物や水気を多く摂ると下腹部が冷えてしまいます。

子宮とは温かいお腹の中で正常な働きをすると言う器官です。

 

詳しくはコチラ → 低体温について

詳しくはコチラ → 冷え性について

 

貧血の人

月経のある女性に貧血があればまず子宮筋腫や子宮内膜症の存在を疑うべきです。

この貧血は長い年月をかけて少しずつ進んでいくため身体が慣れてしまい、

かなりひどい貧血になるまでわからないという特徴があります。

しかし、貧血は「平気だから」とか「我慢できるから」という理由で放っておいてもよいというものではありません。

慢性的な貧血が続くと知らないうちに心臓に負担がかかり、

将来狭心症や心筋梗塞などを発症しやすくなるといわれているのです。

 

精神的な負担を抱えている人

ストレスは免疫を下げます。

くよくよして落ち込みやすかったり、責任感があって頑張りやさん、緊張感が常にある、などです。

 

詳しくはコチラ → ストレスについて

甘いものが好きな人

甘いものの食べすぎ、餅類などが好きで多量に食べる人は炎症体質になりやすいです。

チョコレートを含む色々なお菓子にも乳製品が多量に含まれているので、

女性の様に甘い物が好きと言う人には知らず知らずの間にドンドン身体に入り込んでしまう傾向にあります。

一度発症してしまうと、ドンドン症状が悪化するのです。

日用品の安全性に興味がない人

化粧品や日用品の合成界面活性剤が大きな影響を与えています。

また、生理用品のダイオキシンが影響を与えています。

 

詳しくはコチラ → 日用品の安全性について

詳しくはコチラ → 生理用品について

 

ビール・パンをよく摂取する人

ビールの様に発砲する物とかパンの様に膨らんだ物等を摂取すると特に症状が悪化してしまいます。

 

男性型体質

 

これらに当てはまる方で、月経痛のある方は一度検診を受けた方が良いでしょう。

子宮内膜症の原因

西洋医学では、この病気の原因はあまりよく分かっていません。

中医学では、生活習慣、食生活、社会環境、ストレスに影響されやすく、

免疫力の低下血行不良が原因とされています。

特に免疫機能の低下が、内膜の異常発生に関与しています。

 

 

なぜ、それらによって免疫力が低下するのかをお話しましょう。

生活習慣・食生活・社会環境によって、活性酸素が大量に発生します。

活性酸素が増殖すると、不飽和脂肪酸と反応して過酸化脂質が産生されます。

この過酸化脂質が細胞や臓器を攻撃します。

 

過酸化脂質とは?・・・細胞を傷つけ破壊し、人体に害を及ぼす厄者。

 

体内のSOD酵素(抗酸化物質)があれば除去してくれます。

しかし、体内にSOD酵素が無いと、過酸化脂質が増えてしまいます。

そうすると、身体が酸化してしまい、サビついてしまいます。

そしてその結果、免疫力が低下してしまいます。

 

子宮筋腫がある家系は、ない家系より3〜4倍高い確率で子宮筋腫が発生しているという報告があり、

遺伝については何らかの関係がある可能性もあります。

詳しくはコチラ → 活性酸素について

詳しくはコチラ → 日用品の安全性について

 

子宮内膜症の治療

それぞれの治療法は内膜症の程度や患者さんの状態によって向き・不向きがありますので、

患者さんとお医者さんが相談してどの治療法を選択するか決定します。

手術をすすめられたらお医者さんに積極的に質問して、

「なぜ手術が必要なのか、どんな手術をするのか、手術後はどうなるのか」

など、よく理解して、納得して受けるようにしましょう。

 

経過観察

子宮内膜症がまだ初期の段階で発見された場合、すぐに治療を始めないで様子をみることもあります。

これを経過観察といいます。

子宮内膜症は悪性の腫瘍ではないため、

痛みや不妊などの症状がなければ、体に負担のかかる治療はおこないません。

それだけ、子宮内膜症の治療は危険であり、将来性が無くなってしまう治療な為です。

ホルモン治療

内膜症の症状は月経によっておこります。

これは、ホルモン剤を用いて人工的に月経のない状態をつくり出す療法です。

女性の月経が止まるのは、「閉経」と「妊娠中」。

この時と同じ状態をつくり出す療法なので、「偽閉経療法」「偽妊娠療法」と呼ばれます。

 

簡潔にいうと、薬によって人工的に生理を止める事になります。

という事は・・・閉経後の女性と同じ状態になります。

もちろん妊娠は不能で、ホルモン分泌もなくなって更年期症状が起こってくるため、

更年期以降の女性がなるような大きな病気にもかかってしまいます。

 

閉経状態で起きる副作用ということですが、

「妊娠しているのと同様の状態」、言い換えると偽妊娠療法では、

服用を始めて12ヶ月は少量の性器出血吐き気、乳房の張りなどがおきることがあります。

通常は服用を続けていれば治まると考えられていますが、

血栓症や肝機能異常などの重大な副作用がおきることが報告されております。

 

手術療法

将来子供を希望される方には、子宮内膜症の病変部だけを取り除く保存的手術をおこないます。

特に子供を希望されない方や、重症の場合、子宮、両方の卵巣、を全部とる根治手術がおこなわれます。

 

保存的手術

根本手術ではないために、しばらくすると再発することが多いのです。

 

根治手術

ホルモン療法と同じ状態になります。

子宮と左右の卵巣を全て取り除く手術を行えば生理がなくなり、症状も一時的には治まりますが、

もちろん妊娠は不能で、ホルモン分泌もなくなって更年期症状が起こってくるため、

更年期以降の女性がなるような大きな病気にもかかってしまいます。

 

絶対にそういった手術は避けたいものです。

閉経すれば症状はなくなります。

女性としての身体を大切にしてくださいね。

 

 

子宮内膜症の合併症

3大合併症

不妊症

(軽度の内膜症でも70%)

子宮筋腫

(4人に1人)

 

ガン

(子宮体ガン・子宮頚ガン・卵巣ガン)

高血圧

胃腸機能低下

便秘

ホルモンバランス低下

慢性的な貧血(→将来は、狭心症・心筋梗塞)

厚労省は実態を把握しているが動かない・・・

厚労省や医師会は、治らない・再発すると分かっているのに、本当の事は公表しません。

それなのに、患者を苦しめ続け再発してしまう治療を続けています・・・。

そして、真面目に検査・治療、検査・治療、検査・・・と繰り返している事によって

患者に精神的・肉体的・社会的・経済的負担を与えてしまい、

最終的には合併症で二度と戻らない身体にさせられてしまいます・・・。

しかも、10人に1人という20年も前のデータを未だに公表しています。

 

これは、本当に患者のためになるのでしょうか?

私は、この病気に限らず言えることですが、

患者の治癒よりも利益優先・利益追求の医療

になってしまっていると感じとても残念に思います・・・。

会社でも家庭でも理解されない新しい病気

生理痛で過去半年間に仕事や家事を休んだ人は、

20代→3530代→30、全体→27

休んだ人の4人に1人は、月に平均1日以上休んでいるのが現状です。

私も、体質改善をする以前はとても苦しまされ、仕事を休んだ経験もあります。

一方で、40%以上が生理中の苦しみについて周囲から理解されないと考えています。

会社の管理職は例え女性であってたとしても、

年代の違いによる体験や認識にズレがあります。

両親ですらも、理解が困難で怠け癖のように映ってしまうのです。

この病気は明らかに現代的で、

1980年以降に大量出現して戸惑っている日本社会の姿が見えて来ます・・・。

 

同じ女性からも理解してもらえないのに、男性からはもちろん理解が難しく、

それがまた、精神的に負担になってしまい、

さらに病気を悪化させてしまう要因になってしまいます・・・。

 

私も、20才の頃に・・・

「生理休暇」というシステムがあった為に休暇をとりましたが、

どうしても、女性であれ年配の方からは認められませんね・・・。

「生理は病気じゃない!!

と年配の看護師に強く言われた経験がありました。

確かに精神的負担になり、余計に強い痛みに襲われました・・・。

子宮内膜症チェックリスト

原因不明の病に倒れて・・・

Aさんは、原因不明の子宮内膜症と卵巣脳腫を患い、

1日10錠の痛み止めでは足らず、起立できなくなり、ホルモン治療に望みを託しました。

治療の結果楽になりましたが、2カ月後、今度は排尿ができなくなり、

再び、ホルモン治療に取り組むものの、髪の毛は真白になり、手の施しようがなくなりました。

友人から「シャンプーに毒が入っているよ」と言われ、シャンプーを見直しました。

Aさんは、自らの体験を通して、経皮毒の問題を真剣に考えるようになったと言います。

つづいて、シャンプー、リンス、洗剤、ハミガキ、化粧品、入浴剤、白髪染め、建材、蚊取り線香、

除草剤、タバコなどの日用品に使われている合成界面活性剤化学物質が、

呼吸や皮膚吸収で体内に取り込まれる危険性について学びました。

「肝臓で8090%解毒される経口毒と比べ、

直接血液に入り全身に回る経皮毒は危険です。

できるだけ、合成界面活性剤や添加物の入っているものは

避けるか、薄めて使うべきです。

合成界面活性剤には塩素と反応して

ダイオキシンを発生する成分も一部に含まれています。」

 

さらに、経皮毒は女性の子宮内膜症男性の生殖機能に影響が大きい

と指摘されています。

「若い女性の生理痛がひどいということで、女子高生を対象に、

無農薬の米、自然水、無添加のシャンプーに替え、プラスティックの容器をやめる実験を始めました。

追跡調査で、86の高校生に症状の改善が見られたとのことです。

男性の陰嚢など皮膚の薄いところは他の部位より数十倍も浸透するので注意が必要です。」

 

詳しくはコチラ → 合成界面活性剤について

母体内に蓄積した合成界面活性剤は孫の代まで影響大

環境ホルモンが悪影響を与えるのは、人間も例外ではないのです。

特に女性の場合は、子宮内膜症、子宮筋腫、乳ガン、子宮ガン、不妊症

などになりやすいともいわれています。

さらに、母体に胎児があるときに、おへそ(臍帯)を通して栄養や、酸素の補給を行っているので、

母体に石油系界面活性剤が侵入していたとしたら、

有害物質を子どもに与えてしまうことになるのです。

もし、この子どもが女の子だったらどういうことになるのでしょう。

思春期から排卵する卵子はすべて胎児の時期に出来てしまうのです。

ということは、胎児の時期に母体から石油系界面活性剤を吸収していたとしたら

その子は生まれながらにして汚染された卵子を抱えて一生を送ることになるのです。

もし、その子が次に胎児を身ごもったとき、果たして健康な胎児に育つ確率はどのくらいなのでしょうか。

それ以前に、きちんと妊娠できるかどうかが心配です。

もちろん、これは最悪の場合です。

しかし、親の代に化学物質の害を受けると、子どもから孫の代まで影響が及ぶ可能性は高いのです。

20代後半〜30代の世代では

90%の人がアレルギーを起こしやすい体質という調査結果が出ています。

その世代の親は、

昭和30年代前半からこぞって現在よりもさらに有害な合成洗剤などを使い始めました。

彼らの子どもたちが今、赤ちゃんを産む世代になっています。

 

現在、出産率の低さが大きく叫ばれています。

これらの要因の一つとして「環境ホルモン」があげられるのは、

決して不自然なことではないようです。

 

詳しくはコチラ → 合成界面活性剤について

子宮内膜症の治療を受ける時の注意

子宮内膜症は環境の悪化によって発症している病気であり、今後も増え続けることが予想されます。

月経がある女性なら誰でもこの病気にかかる可能性があるということを理解してください。

そして、残念ながら今日の婦人科のレベルでは

副作用のない治療法はまだ開発されていません。

多くの女性達が苦痛に耐えて治療を受けているのが実情です。

このように、子宮内膜症に対する薬物療法は、

まだまだ満足できる段階にはなっていませんし、副作用も問題です。

私たちは、薬と上手につきあうために、その限界も知っておく必要があると思います。

まず、実際に治療の副作用に苦しんでいる女性達の生の声をご紹介しましょう。

CASE(36歳)

子宮内膜症と診断され『スプレキュア』での治療 を3クール受けました。

副作用にはずいぶん悩まされましたが毎月の地獄の生理よりはマシでした。

その後、また再発し、今度は『リュープリン』という注射を6回うけました。

1回7万円もする注射です。

ところが、今度は節々がとても痛くなって他の医者にみてもらったところ、

骨粗鬆症になっていることがわかりました。

この方の場合のように、リュープリンなどGnRHアゴニスト系の薬は、

ほてりと紅潮、萎縮性膣炎、骨粗鬆症などの更年期の症状がでます。

また、ダナゾールという薬は男性ホルモン様の作用があるため、

体重増加、にきび、声の低音化、多毛症、ほてりと紅潮、萎縮性膣炎、浮腫、乳房縮小

などの副作用がありますので、治療を受ける場合は十分医師の説明を聞くことが必要です。

子宮内膜症の予防

いちばん大切なことは、痛み止め(鎮痛剤)をむやみに使わないということです。

痛み止めは交感神経を優位にして、血行障害を招きます。

  

詳しくはコチラ → お薬について

 

月経痛に効くからと、痛み止めに頼っていると・・・

骨盤内の血流が悪くなり、薬が効かなくなってしまい、子宮内膜症に移行するおそれがあります。

この点に十分気をつけてください。

子宮内膜症の改善

生活習慣>

夜更かしで寝不足ぎみ 免疫力の作られる深夜に起きていることは免疫力の低下につながります。

<食生活>

脂っこいもの、塩分の強い食事、野菜不足、甘いもののとりすぎ、これらは血流を悪くします。

働く女性にとってファーストフードや冷凍食品は簡単、便利で美味しく食べられますが、

動物性の脂肪摂取が増加して、野菜類や魚の摂取が減少してしまうと

子宮内膜症になりやすいと言われています。

子宮内膜症になりたくなければ、

面倒でも自分で調理して、バランスのとれた食事をすることが絶対的に大切なのです。

<社会環境>

過労やストレス、精神的な緊張状態がつづくと免疫力の低下につながります。

<体質>

冷え症や肩こりがあると、血液の循環が悪くなるだけでなく、

それが引き金となり体のバランスがくずれ、免疫力が下がります。

 

これらの生活習慣を改善していくとともに、免疫力をつけて、血液の流れを改善し、

ストレスなどにも強い体質に改善していきます。

 

詳しくはコチラ → 免疫について

 

子宮内膜症と抗酸化物質

抗酸化作用がなぜ子宮内膜症にいいのか?

抗酸化物質で子宮内膜症が治ったという方はたくさんおります。

そして、抗酸化物質により以下の3つの効果があるということでした。

1.鎮痛作用

2.血小板の凝固抑制作用

3.子宮及び付属器の可動性の回復

 

子宮内膜症と不妊の因果関係については、

内膜症を原因とする、卵管の癒着などにより周辺の機能が低下し、

結果として妊娠しづらくなっている、ということはわかっているので、

この「子宮及び付属器の可動性の回復」というのは、

内膜症と不妊を合わせもつ患者さんにとっては、まさに嬉しい効果ではないでしょうか?

                                                  

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