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 睡眠障害って?

  

不眠症の種類は?

「不眠症」とは、心身の健康を維持するために必要な夜間の睡眠が量的または質的に不足して、昼間の日常生活に支障を来たしたり、本人が大きなストレスを抱え込んでいる状態をいいます。ひとくちに不眠症といってもいろいろなタイプがあります。

●入眠障害
布団に入ってもなかなか寝つけないタイプ。不眠の中ではもっとも訴えの多い症状。
入眠障害
●中途覚醒
夜中に何度も目が覚めてしまい再び寝つくのが難しいタイプ。
中途覚醒
●熟眠障害
睡眠時間のわりには、朝起きたときにぐっすり眠った感じがしないタイプ。
熟眠障害
●早朝覚醒
朝早く目覚めてしまい、まだ眠りたいのに眠れなくなってしまうタイプ。
高齢者に多いのが特徴。
早期覚醒
ちょっとした心配ごとや悩みがあって眠れない、旅行先で眠れなくなったという経験は誰にでもあると思います。このような一時的な環境の変化や心理的ストレスで数日間眠れないものを一過性不眠といい、1〜3週間持続するものを短期不眠といいます。これらの不眠は原因が解決すれば、やがていつも通りに眠れるようになるのがほとんどです。

一方、1ヶ月以上の不眠は長期不眠といい、その背後に内科的な病気(喘息、心不全、膠原病)や精神的な病気(うつ病、精神分裂病、神経症)などが隠れていることがあります。
また、現在飲んでいる薬が原因で眠れなくなることもあります。

不眠は、ただ眠れないだけでなく、体調に悪影響を及ぼしたり、昼間の眠気のために事故などを引き起こす恐れも。「眠れないだけ」と軽く考えるのは禁物です。不眠が長期化するような場合は、医師に相談するのが望ましいでしょう。

ストレスで不眠症になる?

ストレスの時代といわれる現代、日常生活の中にはさまざまなストレスが存在しています。
たとえば、転職、転勤、結婚、離婚、病気、近親者の死なども大きなストレスの要因。職場や学校などで、自分では気付かないうちにストレスにさらされていることも少なくありません。
ストレスチェック
ストレスが続くと不眠症になりやすいといわれますが、それはどういう理由からでしょう。確かに、ストレスが続くと心理的な緊張不安から眠れなくなることがありますが、これはあくまでも一過性の不眠です。
それよりも、一時的な不眠がきっかけで、不眠恐怖症となり、眠ろうと意識すればするほど眠れなくなるという精神生理性不眠を引き起こしてしまうことの方が問題。
ストレスで脆くなっている精神状態は深刻な不眠に陥りやすいのです。

睡眠には約90分という睡眠サイクルがありますが、ストレスはこの周期を短くして睡眠リズムを狂わせてしまうともいわれています。
最近、なんだか眠れなくなったという人は、まずは身の回りのストレスチェックをしてみましょう。眠れなくなった頃に何か生活上の変化はなかったか。仕事の悩みや人生の悩み、家庭問題などがないかを考え、それらの原因をとり除くようにします。

眠ろうとすればするほど・・・眠れなくなる!

「枕が変わると眠れない」とはよく聞く話ですが、眠れない原因はさまざまです。
ストレスや昼夜逆転した生活の乱れなどが不眠の原因になることもあれば、内科的な病気、精神的な病気あるいは服用している薬剤が原因で不眠になることもあります。

また、これとは別に特に原因も見当たらないのに何故か眠れないという精神生理性の不眠があります。これは、何らかのきっかけで不眠そのものに対しての不安と過度のこだわりから眠れなくなってしまう状態。「眠らなくては」と努力して意識的に眠ろうとすればするほど、精神的な緊張が高まりますます眠れなくなるという悪循環が繰り返されます。

実は、不眠症を訴える人の中で最も多いのが、この精神生理性不眠なのです。性格的には、神経質、几帳面、完璧主義の人に多くみられるようです。
このタイプの不眠は、寝室では寝つけないのにソファに座ってテレビをみたり読書をしているとすんなりと眠れるということがよくあります。眠ることにこだわり過ぎず、寝室や寝具を工夫したり眠る前にリラックスを心がけてみるのも一つの方法です。
眠れない原因 「精神性不眠」「騒音」「暑さ」「不規則な生活習慣」

不眠症の診断方法

不眠症の診断では、不眠の原因を確かめるために、またその不眠の治療法を判断するために、念入りな問診が行われます。問診では、いつ頃から眠れなくなったのか、眠るまでにどのくらい時間がかかるか、不眠以外に何か症状はないか、など睡眠状況に関するさまざまな質問がなされます。できれば、病院を受診する前に自分自身の不眠の状態をあらかじめメモなどに整理しておくと、便利です。

不眠症の診断方法検査法は疑う病気によって異なりますが、睡眠そのものに異常があると考えられた場合は睡眠ポリグラフィという検査が行われます。これは睡眠中の脳波や心電図、筋肉や眼球運動などを同時に記録するもので、この検査を行えば睡眠の内容や状態を詳しく確認することができます。
ただし、特殊な機械を必要とするため、検査を行っている施設は限られています。

                                                  

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