昼夜逆転の生活を送っていませんか? 夜更かしのクセがついてしまい、早く寝ようと思ってもなかなか寝つけないといった症状に悩む若者が見受けられます。その多くは、受験勉強のために夜遅くまで頑張ったり、夏休みに深夜までテレビを見たりして、極端に夜型の生活を続けることが主な原因になっています。こうした夜型の生活を長く続けていると、学校や仕事に遅刻する、勉強や仕事に身が入らないなど、社会生活に支障が出るようになってきます。 青少年を中心に夜型人間が増えている現在、睡眠障害という病気を考える前に、まずは寝不足がないかどうかを考えてみましょう。 徹夜勉強の効用は?? 学生の中には、受験勉強や試験勉強などのために、徹夜で勉強するといったことが時にはあるかもしれません。若いうちは体力的にも自信があるでしょうし、勉強時間を確保するために睡眠時間を削りたくなる気持ちもわかります。しかし、徹夜明けには単純な計算問題でも極端に正答率が下がるという調査結果もあり、勉強の効率という点から考えると、かえって日中の思考力・記憶力が低下して逆効果になるケースの方が多いようです。また、一度睡眠をとった方が寝る前に覚えた事を寝ないでいるより良く覚えている実験結果があります。覚えた事を脳の中に定着させるのに睡眠は重要な働きをしているのです。限られた時間に集中して勉強し、適切な睡眠をとってすっきりした頭で翌日に備える方がいいのです。 |