植物を湯に入れてその成分を健康回復や美肌に生かすという方法です。
植物湯が体にいいとされる理由は「香りの効果」があります。
私たちは香りによって昔の事を思いだしたり、くつろいだり、食欲がわいたり、元気がでてきたりします。
香りが脳を刺激しているからです。
湯気とともに鼻から入った香りの成分が脳に伝わり、自律神経や内分泌系、免疫系などを刺激するのです。
(香り)→(鼻)→(脳)→(神経)→(ホルモン・免疫・自立神経など)
どこのどの部分を刺激するのかは、香りの成分によって違いがあり、
おだやかにさせてくれるものや集中力を高めてくれるものなどがあります。
「この香りは好きだな・・いい匂いだなァ・・・。」と気分が良くなってきたら、
実際に体が香りに反応している証拠です。
この香りの効果は森林浴やアロマテラピーによっても生かされています。
「植物湯」は、植物に含まれている精油が湯に溶けこんで入浴後の保温効果を高めます。
また、その植物によっては皮膚の炎症をおさえたり湿疹やあせもに効くものもあります。
お湯はぬるすぎず熱すぎず、40℃ぐらいです。
ぬるすぎると植物の成分がうまく溶け出しません。
また、熱過ぎると体に負担がかかりますし、長く入っていられないからです。
いい香りで気持ちいいなァ・・・と長湯しがちですが、15分くらいにしてくださいね。